250km圏内『LOVE&PEACE 愛を語る』に参加して 経過 | prisman blog

prisman blog

演劇団体 プリズマン(prisman)の公式ブログです。
公演情報や稽古のことなど随時UPしていきます。

僕は250km圏内の演出家 小嶋一郎のことを数年前から知っていたけれど、今回の共同作業を通じて、ようやくアーティストとして小嶋一郎と出会えたと思う。

演劇の上演がただ「私の作品を観てもらいたい」という意識で行われるべきではないと改めて考えた。

・観劇という活動自体を活性化することの意義。
→観て、考えて、話す、ということがもたらす、新たなコミュニケーションの拡大の可能性。

・上演を誰かに対する働きかけと捉えることの意義。
→有効に働きかける為に、どのような枠組みを設定するのか、考える余地が残されている。
(EX.創作の過程についての再考、働きかけの為の場所に対する再考、等他にも)

舞台作品を形にするにあたって、作家、演出家、振付家のイメージ、世界観、それらを舞台上に現す為に共同創作者に対して尽くす言葉、それらはそれ単独では成り立ちにくい。
特に誰かとの共同作業において、機能しにくい。

それらのイメージや言葉と、舞台上で実際的に起こる出来事は本来は別のものである。
そこで、舞台作品を作ろうとするアーティストはそれらのイメージと、舞台上に実際的に起こる出来事に対するごく本質的な気付きを結び付ける工夫をしなければならない。

それが肝になるのだと、今感じてる。

その作業を怠っては、共同創作者と本質を共有しながら作品を作ることはかなり困難なことになる。

当たるもはっけ、当たらぬもはっけ、の状態で共同作業を始めても、時間のロスが大きくなり過ぎていいことがない。

実際に作品作りに入る前に、ある本質に対する実験をしたり、模索をする作業は完了しておくのが理想である。

取り急ぎ、250km圏内の上演活動に参加しての、ここまでの個人的なまとめ。

引き続き21日~30日まで、東京での上演は続きます。
是非足を運んでみてください。

宮尾昌宏

※画像は250km圏内『LOVE&PEACE 愛を語る』のチラシです