これは、私の母が懸命に生きた証を自分の記憶に残したくて綴る、記録です。



今週、いよいよ

母の今後の治療方針について

主治医と話し合い決める予定でした。


しかし、


母と私はその場ですぐに

こたえを出すことはできずにいました。



なぜなら、

 何がこたえなのか

 何が正しいのか

 誰を尊重したこたえをだすのか



冷静になれば

「正しさ」


は、不必要なものであることは承知の上で


迷いや

葛藤だけ


がそこにあり

前へ進むどころか、
一歩も前進することができず
ただ、途方に暮れていました。


今週末に父も合流し

話し合える予定だったので

私たちは、


  先生、今週末に父に相談するので、もう一度考える機会をください


そう言って診察室をあとにしました。


 なんとも後味が悪く


 胸がざわつくようでした。



治療方針を少しでも早く決めたい理由は、

病状が進むと


腸閉塞を起こしたり

黄疸がでたり


といった心配があるからです。


そして、8月6日


私たちは

父も交えて話し合いをしました。



母のこと⑧へ続く




🌈こころのはぐ
心理カウンセラー田中春菜