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REOBLOG(GID MTF)

REOです。GID-MTFです。私が日々思ったこと、感じたこと、考えていること、MTF、GID、トランスセクシャル、セクシャルマイノリティに関すること、散文詩、等々 自分のペースで綴っていきたいと思っております。

「いつ目覚めたの?」

こういった質問を受けることがあります。

多分、男性を好きになったのがいつからなのか、女性の容姿に憧れを持つようになったのはいつからなのか、という質問だと思うのですが、ちょっと返答が難しく感じます。

この質問からは、質問者の方がGIDについて、後天的なニュアンスとして認識していると考えられます。

後天的なニュアンスとは、性別違和の無かった当事者が、ある時から自分の性自認を見つめ直して…というパターンです。

先天的なニュアンスとは、自分が精神的に自認している性別と、肉体の性別が異なるというパターンです。

自分は精神も身体も女性だと思っていたけど、後から、自分の身体が男性であると知り、精神との違いにより、違和感を覚える。
私はこのような先天的なパターンでした。

なので、

「いつ目覚めたの?」

と質問されると、どうも悩んでしまいます。そこで、上記のように答えると、

「そんな人が存在するの?」

みたいな質問をされることもありました。あるいは、

「もうダメだ。ややこしい。頭がこんがらがってきた。」

と、諦められてしまうこともありました。
同性愛なのか、異性愛なのかという話でも、似たような現象が起きることがあります。ただ、その場合は多少の持論があり、人によっては考え方が異なるのかもしれません。

私の解釈では、精神も肉体も男性である者同士の恋愛が同性愛です。自身も男性として、恋愛の対象が男性、もしくは、自身も女性として、恋愛の対象が女性という形です。

肉体的には同性の二人でも、精神が異性関係であれば、それは異性愛であるという解釈です。精神が男性の者と、精神が女性の者が、恋愛関係となれば、異性愛と言った方がわかりやすいでしょうか。

精神を視点に考えれば異性愛なのですが、肉体や、戸籍を変更していない場合、肉体、戸籍を視点に考えれば、物理的には、同性愛ということになるでしょう。精神的には異性愛、物理的、戸籍上は同性愛となるということです。肉体、戸籍を女性化していても、恋愛の対象が女性という方、肉体、戸籍を男性化していても、恋愛の対象が男性という方もいます。

結局のところ、人によって境遇が様々でもありますので、性自認が先天的な人もいれば、後天的な人もいますし、恋愛対象が異性の人もいれば、同性の人もいるということです。

そう考えると、

「いつ目覚めたの?」

という質問が、短絡的な印象を受けます。なので、自身の性自認と恋愛対象の説明から答えてしまうわけです。返答する側が後天的なパターンで、

「いつ目覚めたの?」

「◯才からです。」

と即答する場合もあるかと思いますが、そういう人ばかりではありません。

逆に質問者に同じ質問をした場合、どう感じるのだろう?と思います。大抵、そういった質問をするのは、当事者ではない方なので、返答に困ると思うのですが、私からしても同様ということです。

では、

「そんな人が存在するの?」

という質問はどうでしょうか?
悪意の有無はあれど、結局、世の中は多数決なんだと実感します。勝敗の観点で考えてしまうと、多数派が有利、少数派の不利な世界です。世間的に、知らないと恥ずかしいとされることがあります。時にはそれらを知っているフリをする人もいると思います。

つまり、知らないと恥ずかしいことに該当する質問は、躊躇するのに、該当しないことは、抵抗なく質問をするわけです。

私は、何事も教わる機会がなかったり、学習する機会がなければ、知らなくとも無理はないと思うのです。法に反する行為は、知る必要があると思いますが、特に罰則が存在しないものに関しては、知らないと恥ずかしいという風潮には、どうも違和感があります。

自分の中で前例が無いというわけで、そういう質問に至るのだと思いますが、知名度の高さで、知らないと恥ずかしいかどうかという部分に該当し、躊躇の有無に影響する部分が解せません。

極端な例でいうと、結婚して子供が二人いますという人に対して、

「そんな人が存在するの?」

という質問は滅多にしないと思います。

職業などでも、営業を担当していますとか、経理を担当していますという人に対しても、

「そんな人が存在するの?」

という質問は滅多にしないと思います。

さらに、精神が女性、肉体も女性で生まれた人で、恋愛対象が男性という人に対して、

「いつ目覚めたの?」
「そんな人が存在するの?」

という質問は滅多にしないと思います。

質問した場合、お叱りを受けることもあるかと思います。
しかし、精神が女性、肉体は男性で生まれた人で、恋愛対象が男性という人に対しては、質問をする人が一定数存在します。大抵が、深くは考えず、無自覚に質問していると思いますが、ここに悪意の有無はあれど、多数派の有利、少数派の不利が存在しているわけです。

世間の認識の部分が、少しでも、何かしら改善に向かうことを願い、ここに記します。