巡りし季節の早きこと。ようよう見つけた蕾さえ、はやも風に踊り始めた。花を訪ね歩くことはこれを限りに、良き葉を探して君に捧げん。
降り注ぐ雨に染まりし木の花は
冥き夜てらす星となるらし
hurisosogu amenisomarishi konohanaha
kurakiyoterasu hoshitonarurashi
先日満開を迎えた桜が雨とともに散り始めたよ。流れ星のようだ。
(風早)
とくとくと過ぎて往く時の半ばに わたしはただ ただ立ち止まって見つめています。夢見ることは叶うのだろうか・・・?と
巡り逢うことは叶うのだろうか・・・?と。明日は此の花のように 思いが散ってしまいはすまいか・・・と・・・。
木の花の千々に乱るる冥き夜は
星の灯りの役立たぬなり
わたしは桜の満開を見ることが叶いませんでした その分 散るのを見ることもありませんでした よかったかどうかわかりません ただ・・・さみしいです
(佳小雨)