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音楽・動画鑑賞記録 

少年隊
PRIVATE LIFE -Light & Shadow-(1987)より

 

 

この曲かなり好き。

曲調も切なさと若さと色気があふれていてなんとも私の好きな世界。この曲が似合う場面設定をすると80年代の夜のきらびやかな街から闇深く暗く乾いたと湾岸方面、埠頭方面をあてもなく駆け抜けてくそんな雰囲気。喧噪と興奮の裏にある不安や刹那みたいなをはらんだような空気感。

 

六本木から晴海、有明、青海方面のドライブ(あるいはバイク)の感じなんだけど最近の湾岸はちょっときらびやかで光光と明るすぎて、もう少し倉庫街な90年代くらいまでの夜の闇の感じがイメージ。今だったら六本木から芝浦、港南、品川ふ頭、八潮、あちら方面の夜の闇深さのほうが合うかもしれない。

 

ニッキの若い時代(20代)のあたたかみと丁寧さのあるボーカル、このまっすぐで誠実な歌声、歌い方も丁寧で品の良さが漂う清潔な若者に宿るフレッシュな色気がよく合う。

 

このニッキのこの時代のボーカルには胸が熱くなるような高まりを感じる。女性コーラスも効いている、切なさと愛しさに浸れる曲かと思う。輝いて走り続けていた日がいつか思い出になる、なんかそんな懐古な気持ち。

 

少年隊夢の歌唱動画(ニッキのソロ)を見た。ニッキ30代か、このCDよりも声が低く太くなっているがまあ大人の歌手としてはちょうどいい高さか。ビジュアルも、ちょい悪風の、素敵なオジサマ風。今の2020年代だと30代は十分若作りをしてフレッシュ好青年アイドルを引きずってる時代なので、30代でダンディな感じというのは違和感あるが、90年代後半から2000年代前半くらいまではまだちょっと30代はなんかオヒゲの感じ、の大人の男っぽさという路線もあったかなという気はする。

 

今その動画を見ても、おそらくその年齢を自分が追い越しているにもかかわらず年上に感じてしまう。客観的に大人の色気があっておしゃれなかっこよさがあるとは思うが、しかし

 

たぶん好きなタイプの色気はこれではなく、匂いたつような妖艶さや若さの一生懸命さからあふれ出る垣間見せる色気であったり、最近でいうと珍しくスーツ着てる数年前の会見のスタイリングの少し地味な感じであったり、そこからほとばしる色気が好みなのだ。

 

いわゆる遊び心のある強調された男の色気ってのは個人的にはあまりそそらない。

 

 

最近感じたことは自分はニッキの親衛隊でも崇拝者でもないということ。ニッキを楽しみたい、ときめいたりはしたい。しかしいつでもどのニッキでも響くわけではない。ニッキの昔のステージ、ダンスはもちろん見せ方が魅力的ではあるけど。楽曲も、少年隊の特に80年代のときめきと切なさとかっこよさがあふれた贅沢な曲が好き。

 

ニッキって熱狂させる魅力がある気がするけど、その魔力は少しずつ溶け始めてきている。虜になっている時間は実に楽しいもの。残念ながら虜の期間が終了してしまったかもしれない。いまはゆるやかモード。