アキラとあきら | 音楽動画ここだけの話

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音楽・動画鑑賞記録 

原作:池井戸潤

出演:向井理 斎藤工 賀来賢人

WOWWOW連続ドラマW枠(2017)(U-NEXT)

 

U-NEXTにて視聴。

池井戸作品が好きなので、期待して見た。銀行融資の話で、二人の銀行員、一人は同族企業の御曹司、一人は倒産した町工場の息子。この二人が切磋琢磨し協力し、というお仕事物語。

 

 

脇に木下ほうかや堀部圭亮、石丸幹二といった役者揃い。テンポもよく、シンプルな構成でドラマとして見やすいし興味深く面白かった。時代設定が、バブル前の入行(1986年)でありバブル破綻を経過しそのさき90年代を中心に描く。

 

縦形携帯電話が懐かしい笑・・ドコモPだとP205とかそういう時代。MOVA?FOMAの前。

 

 

全体的に暗い作品。重厚感の演出なのかそこはやや違和感。これが昭和高度成長期くらいまでの話なら、重厚感もそういうものなのかな?と思ったのかもしれないけれど90年代でこんな重厚な戦士的な重みは大袈裟というか「つくりもの」感を感じてしまった。

 

だいたい同族企業の継承ってだけでも、あまり応援する気になれないし実際バカ息子どもがめちゃくちゃにしてしまった、その後始末をするヒーローもまた息子なんだけど・・。このへんが、従業員を守るといってもしらじらしく響く。

 

羽場裕一がライバル銀行員のいや~な役を演じているけど、この曲者臭は年代物。「誰にも言えない」の役がもうインパクト強すぎて。見ててワクワクする。

 

 

そして小泉孝太郎が、もはや企んでる悪者にしか見えない。結局はこの作品では最後まで「いい先輩」であった。小泉孝太郎はデビュー当時から親の知名度はあるにしても彼自身が清潔な正統派のイケメン俳優だった。

 

ところが弟の活躍にぼろが見え始めてきたこともあり、兄貴の清潔感まで失われていったように思う。加齢とともにその神経質な雰囲気が際立ち、どちらかというと悪役とか嫌な男の役のほうがもはや合うかもしれない。昔持っていた清潔感や好青年らしさは正直失われたように思う。水と油でドレッシングポエム大臣をしている弟がいるというだけで、もうもさわやか路線は無理かもしれない。孝太郎には木下ほうか路線の俳優としてさわやか知的路線を脱皮し、そろそろ悪徳政治家の役をやってほしいな。