ここ最近U-NEXTを持て余している。NETFLIXより検索はしやすくジャンルも多岐に渡るのだが、正直、これ見たい!とそそる作品が少ないのだ。そしてちょっと新しい作品となると自分の持ちポイントを消費することになる。こんなに月会費が高いのだから全部見放題にしてもいいのではないか。
NETFLIXオリジナル作品の吸引力の高さはダントツ。見たいのたくさんあるもの。動画サブスク1つだけ入るならNETFLIXだと思う。
少年隊に目覚めてからここ半年、とにかく80年代の子供のころのおぼろげな記憶をたどる旅が懐かしく80年代の風景に浸りたい気持ちが高まったまま。そこで80年代の映画をU-NEXTで探した。
本作は1989年東映作品で、主演仲村トオル&清水宏次朗のビーバップコンビ。B級感漂う雰囲気だが、時代の記録映画的にはいい作品だった。
物語は六本木育ちの幼馴染たちのドタバタココメディ。やくざとトラブって軽いバトル、知り合ったじゃぱゆきさんとに惚れてしまうそんなこんなを80年代後期の六本木を舞台に描く。
出演者は仲村トオルと清水宏次朗のコンビのビジュアルが、まるでヒガシ(薄目)とニッキ(濃い目)みたい。ビーバップシリーズは知ってはいるが見たことはない。この清水宏次朗のような濃いめのハンサムというのか、この手の系統は老けやすいのだろうか。仲村トオルとヒガシって若い頃は昔の新幹線みたいなすっきり顔だが年とってもあまり雰囲気が変わらないというか遠目で見ると若く見える。仲村トオルは昔よりも、年取ってからのほうがビジュアル的にカッコいいくらいだ。釣り目の人は加齢でちょうどよく中和されるのかもしれない。
清水宏次朗って名前はよく知らなかったけど「ビーバップ」の濃いほうの人、昔のロートZIの目薬のCMは印象あるな。
ほかの出演者もなかなかの香ばしさ。香川照之が幼馴染のひとり、東大卒のポンコツ刑事役で出演。この頃からコメディー俳優路線なのか。そしてちょい役でRIKACO・・笑、この役必要ないよね?って感じなのに無駄に登場の場面がある。RIKACOも一時期は「カッコいい姉御」とドヤる立ち位置にいた感があるがいつ頃からか、結婚離婚の頃からそのいい女です的なイメージに無理が生じてきた感。
そして特筆すべきはニッキとドライブしていた!!!!!!という森川由加里。SHOW MEが売れていた頃ちゃんと記憶ある。森川さんも主演2人と幼馴染という設定。
本作中に留学生と偽るじゃぱゆきの白人女性が登場するのだが、この「じゃぱゆきさん」というのは社会科の教科書で習った単語。表むきは出稼ぎダンサーだけど実態はホステスや売春婦活動をして出稼ぎ送金をしている外国人女性。
この女を帰国させるためにやくざとカーチェイスして空港に向かうのだが、その道の途中モノレールらしきものが映る。大井競馬場駅付近か見覚えのある屋根型の駅舎。モノレールのサイト見たら歴代の車両が載っていてこの映画に出ていたちょっと京急風の赤い車両もあった。大井競馬場駅も現在リニューアルしたものは屋根の色と形状が異なっているが、この昔の駅舎の屋根の感じ、なんとなく記憶にある。
そしてビッグバードに移転前の旧羽田空港(と思しき建物)の前でじゃぱゆきさんとの主人公2人組との別れのシーン。旧羽田空港は利用しているはずだが幼少すぎてその当時の記憶はなく、ビッグバード(93年開業)の景色しか覚えていない。
が、片隅に映る羽田東急ホテル(2004年閉館)のカタチに記憶がよみがえる。今回このホテルの画像を求めて検索していたら空港近くのホテルならではの重みのある歴史があり閉館時のベテラン従業員の方へのインタビュー記事に涙が出てしまった。大河ドラマ化すべきエピソード。
エンドクレジットの背景は六本木アマンド前の交差点を駆け抜ける仲村清水森川。ぎょっとしたのは近隣の東洋英和女学院の小中高生がフツーに歩道にわらわらいてみんなゲリラ撮影風景をチラ見していること。
どうでもいい内容の映画ではあるが、描き方で秀逸と感じたところがある。それは夜と昼の六本木の対比を言葉じゃなく映像で見せているところ。
地元民が主人公の幼馴染物語で、夜はやくざが闊歩して夜遊びする場所があってじゃぱゆきもいて元魚屋はお上りさん用に高いレストランに模様替えし営業し・・という夜の六本木を作品冒頭から描き、エンドには白いセーラー服にガーネット色のスカーフをなびかせた集団が通学している姿で昼間の六本木の治安の良さを入れてきた点がうなる。
小説原作の映画、いまでいうとスイーツむねきゅんアイドル映画みたいな位置づけなのかな。この主演二人が当時どういった人気があったのかよくわからない。森川さんの位置づけは幼馴染といってもちょっと姉御(学年上)という設定、このイケメン(この二人が当時イケメン扱いだと仮定するなら)と幼馴染という構図萌えの作品なのか?
最後にこのタイトル、意味がわからない。バナナがスラングだとして、どの意味で使っているのだろうか。英語圏育ちの設定ではないので中身は白人的な差別的な意味ではないだろうし、六本木の帝王的なニュアンスなのかそれともおバカコンビという表現なのか・・・