2018 5 15 晴
ヒラヒラと揚羽蝶が眼前を掠めていった
真っ黒なアゲハ
揚羽蝶になりたいと望んでいたのは
私は芋虫だと思いたかったから
なのかもしれない
本来の 私
いったい 何を抑え込んでいるんだろう
生まれ落ちたときから
私はすでに 揚羽蝶 で
その証拠に 様々な経験を味わってきた
味わいのあるものから 味わい難いものまで
揚羽蝶になりたい = 私は醜い芋虫
そう 芋虫ならば 安全
蝶になりたい と願っているということは
まだまだずっと私は芋虫 だと 芋虫でいられると
そんな 呪縛
抑え込み 私は何を消し去りたかったのだろう
波打ち際に打ち寄せる波のように
何度も何度も
もう やめよう
自然に舞う事を
わたし は 私に赦そう
美しさ を 求める のではなく
すでに美しさが 在る 事に 気付くだけ
深い意味で
美しく 豊かな 私 であることを 赦していく
私 は いったい なんなんだろう
私 は 何に 執着 しているというのだろうか
胸の違和感はあり続けている
けれど
執着を手放そうと身を捩り
思慮分別を離れようと足掻き
行きつ戻りつ
寄せては返す 波のように
淡々と 凪ぎつつある心とともに
いつも脳裏に浮かぶvisionは
蒼白い夜 凪いだ海を照す まぁるい月 の 夜
静かな波音と 密やかな空気
月のように 生きるだけ
すでに 美しい ということに 気付くだけ