2016 11 21 雨

夕方からの雨予報

急に雨音を観にいきたくなった

今日の車にはサンルーフあり
時は今
という感じで
いつもの思いつき

サンルーフに降り注ぐ雨粒は
フロントガラスへのそれと
また異なる視界で興味深い
雨粒にもやはり
個性というものが存在することを思い出す

車内で聴く雨音は
やはりとても美しく
不思議と自ら深くにある
柔らかいところを振動させる
そんな感覚もおもしろいなぁ

自然と奥深くから涙が溢れて
唇に流れこんだその味で
自分の中にある海を
思い出させてくれる

すべてが静かに美しい

雨の夜には
世界はいろんな音で溢れている
ということを肌で感じられる
青空のもとでも
常にいろんな音が溢れているというのに
聞こえていても
聴いていなかったなぁ

人は
見たいものしか観ていないし
聞きたいものしか聴いてない

ということを忘れがちになる

About 30 minutes
消していた枠  外していた透明な鎧

それらを また丁寧に身につける

人は誰でも
それぞれ様々な枠を持ち
鎧を身につけている
時に その鎧の音しか聴こえない
それはそれで美しい
ただ
その鎧の中には
生身の肉体と精神
つまり 身体 があり
その生身の音も常に存在している
その音が聴こえる瞬間の美しさ
その感覚を忘れたくはない

人の鎧の音の奥にある
生身の身体の音が存在する
ということを常に忘れず
奥にある生身の音を
聴きたいと思える自分でありたい

眼の曇りも 自らの海水で
少しは洗い流せたし
聴力の方向も少しは観えた

私自身の今その瞬間の生身の音は
たぶん海の音
海水がこんなに
奥深くからわき  
目から とめどなく流れ出てくるんだから
きっとたぶん
波の音なんだろう
穏やかな 波の音が 聴こえる

星空にはいちめんに輝く星の
月夜には穏やかに柔らかい月の
青空には温かで明るい太陽の
雨音には静かに強い雨の
それぞれの美しさがある
どれかを選ぶなんて
本来は無理な気がする
何事においても そうかもしれない
ならば その瞬間の美しさを
素直に味わえばいい
そのためには
その瞬間に概念や計算  思考を離れ
すぐに手をのばせる自分でありたいなぁ

次は
雨の海にでもいこうかなぁ
高いところから夜の街を見下ろしにいこうかなぁ
ただただ車を走らせようかなぁ
動かずただ眼を閉じて呼吸でも感じようかなぁ
触れたいと思ったものにただただ触れてみようかなぁ
何もせず 何も感じず 何も考えないでみようかなぁ

それはまた
その瞬間に思いついたおもしろそうな事を

それもまた よろし