猫はにゃあ。 | *Dream bird*

猫はにゃあ。

猫はにゃあと鳴きました。

寂しくて仕方がないのです。
大好きなお散歩をしても、大好きなひなたぼっこをしても、なぜだか寂しいのです。


猫はにゃあと鳴きました。

心が苦しくて仕方がないのです。
大好きなねこじゃらしで遊んでも、大好きなネコ缶を食べても、なぜだか心が苦しいのです。


猫はにゃあと鳴きました。
ある時街のパン屋で働いている青年が猫の声に気づきました。
猫はもう寂しくないなと思っていましたが、会えない日はいつもより寂しい気持ちでいっぱい。満たされない心でいっぱいです。
それでも青年が会いに来てくれるときは幸せな気持ちになります。

猫は神様にお祈りしました。


ずっとずっと一緒にいさせてください。


次の日からパタリと青年は姿をあらわさなくなりました。
自分が欲張ったからだと猫は悲しみ、元の寂しい生活に戻ってにゃあと一声あげました。
すると、青年が猫を見つけてくれました。


君と一緒に暮らせる家を探していたんだ。
あぁ、よかった。君がまだここで一人ぼっちで。
でもこれからは、僕がいるから一人ぼっちじゃないよ?
さ、おいで。


猫はにゃあと鳴きました。
幸せだと鳴きました。

猫はにゃあと鳴きました。
神様ありがとうと鳴きました。




猫はにゃあと泣きました。





なんか今こんな感じ。
パン屋さん、僕を見つけてくれないかな…