子供の頃からやたらに寝込むことがあった。
勿論ここで言う寝込むとは、健全なる睡眠などではない。

柄ばかりは大きいのに、からきし身体が弱い子供だった。

皆がはしゃぐ良い天気の日に、
薄暗い部屋で苦しみと戦う。
少しばかり体調がましになると、

汗ばんだ背を気にしなきゃ、白い天井と光の入らない照明だけで視界がいっぱいになる。

丸い、ライトは、
真昼の月のようにも見えるし、

インタビューウィズバンパイアに出てくるブラッド・ピット演じるバンパイアが、機械の向上のお陰で見ることが出来るようになった「銀色の太陽」にも似ていた。

月と太陽じゃまったく違う。
なのにこの二つは時に恐ろしく似てもいる。

君の思い描く月はどんな月なの?
訊いてみると、会ったばかりのその人が分かるからとても面白い。

また、その人が生まれ落ちた瞬間の月の姿とか。

これはとても、
本人も思い及ばないほど、
その人の気質を表している。

月を描きましょう。

三日月を描きますか?
それとも、満月ですか?
上弦?
下弦?
青い月?
赤い月?
白い月?
黒い月?

消え行く月なのか、

若しくはニューボーン、生まれたての月なのか、

この二つを見ただけでどちらと分けるには難しい。
二つの姿はまったくそっくりで、

でも実はまったく別のもの。

同じ月でもこんな風に同じで、こんな風に違う。

面白いなあ…。
夕暮れ時の風がとても気持ちいい日ですね。

昨日はガビィちゃんことガブリエルさんが珍しく一番前に出てきて、あれれ?と思っていたら、なるほどなるほどというくらいに月に関する事柄があちこちから、ひざわさん含めて聞こえてきて、

ふむふむなるほど?

お知らせですか?

あ、こう見えて意外とさ、弱ってるって汲んでくれたのかしら?
嘘、知ってます(笑)
ミカエルは実はすんげー優しいよね?