毎晩何処へ向かうのかと考えている。
身体がクタクタでも夜半には眠気も押し退け墨色の空の向こう、
月も星も見えなくとも見上げている。
今夜は虫の声が涼やかに賑やか。
理想を述べるのも良い。
しかし自分だけではどうにも出来ない大きな流れの舵を切られてしまっているのも知っている。
さりとて何もしないのではない。
今ある人事を尽くして、
それで考える。
例えば努力してもしなくても結果変わらないこともある。
だとしても、
否、
だからこそ努力はしておきたいのかも。
人生という長いようで短く、
短いようで長い航海。
宇宙(そら)に描かれた羅針盤。