こんにちは!
 
暑かった8月も、もう終わりますね。
(今日もまだ猛暑ですが)
 
昔だったら
夏休みの最終日ということで
今ごろ宿題に追われている子も
多いと思いますが
 
今年は早々と
各地で新学期がスタートしてますね。
教室の暑さ、大丈夫かな。。
 
 
私が英語を教えている学校は
今週から新学期が始まり
英語は明日(9/1)が初日です。
キリがいいです(笑)
 
 
さて
 
この度、小学5年生の子をもつお母さんから
娘が学校の勉強についていけていないことに
悩んでいると、ご相談を受けました。
 
 
とてもまじめで優しいお子さんで
字も絵も上手で
本が大好きで国語が得意だけど
 
算数や英語でつまづくことがあって
時間内に課題が終わらず
休み時間も一人だけ居残りになったりして
 
泣きながら学校から
帰ってくることもあるとのこと。
 
 
このままにしておくと
どんどん差が開いてしまうので
お勉強を見てもらいたいという
お話でした。
 
 
とても愛情深いお母さんの
お子さんを思う気持ちが伝わってきて
力になりたいと思ったのですが
 
少し気になることがありました。
 
 
娘さんの話をするときに
「賢くないので」とか
「標準以下なので」などの
卑下するような言葉が
聞かれたんですね。
 
 
マイナスをプラスにしたい
という思いで
無意識に発せられたのだと
思うのですが
 
 
横に娘さんが座っている
状況だったので
私は内心、慌ててしまいました。
 
 
そのお母さんは決して
自分の娘の価値が低いと
思っているわけでは
ないと思います。
 
 
むしろ、娘さんのいいところを
たくさん見ていて
素直に嬉しそうに
話してくださいます。
 
 
でも、人はなぜか
悪い方、欠けてしまっている方に
目がいってしまう癖があります。
 
 
人と比べてしまう癖もあります。
 
 
悪い面を大げさに言って
謙遜する面も
特に日本人には多く見られます。
 
 
これらの面は
意識的に改善したいところだと
個人的には思いますが
 
癖なので
ある程度は仕方ないところでもあります。
 
 
ただ、
お子さん本人には聞かせたくなかった
言葉でした。
 
 
親の言動は
子どもに絶大な影響を与えます。
 
 
子どもは無条件に親を愛し
親からの愛を受けるために
心を全開しています。
 
 
年令が上がるとともに
その間口は狭くなっていきますが
それでも確実に
受け取る器を抱えています。
 
 
そこに何を注ぐかが大事、
というのは言わずもがなですね。
 
 
大切な人から注がれた言葉や態度は
確実に蓄積され
その子の考え方や信念に
大きく影響します。
 
 
なので
子どもにかける言葉はもちろん
子どもの前で使う言葉も
意識的に選んでいくべきだと思う。
 
 
でも、、
だからといって
私はこのお母さんを
責める気にはとうてい
なれませんでした。
 
 
私に相談してくるくらい
真剣に我が子のことを
考えているお母さんに
 
我が子を卑下するような
発言をさせたのは
何だろう?と
考えました。
 
 
やはり日本の社会では
学力が大きな物差しとなって
人の能力を測っている。
 
 
なので
他にもたくさんの能力を
持っているのに
 
勉強ができない、ということが
大きなマイナス面として
その子の「賢さ」を
引き下げていると
捉えられているのだと思いました。
 
 
そのお母さんも
お子さんの素晴らしさを
わかっていらっしゃるけれど
 
その子の将来を考えると
学力を上げる努力をすることは
どうしても避けて通れないことだと
思っていらっしゃいました。
 
 
入試制度が変わらない限りは、、、
 
 
教育改革、いったいどうなってるの??
入試制度、本当に本当にどうにかしてほしい!!!
と叫びたくなりますが、、、
 
 
すぐには変えられない現状の中で
いかに優しく易しく楽しく
学習していくか、、
 
お母さんと一緒に考えていこうと
思ってます。
 
 
言葉の大切さもお伝えしながら、、
 
 
===
 
世の中には人の素晴らしさを測る物差しが
いっぱいあってね、
みんな色んな長さのところにいるんだよ。
 
○○ちゃんはたくさんの物差しの
上の方まできてるね。
 
そこまでいってない物差しもあるかもしれないけど
それで悲しいなと思ってるなら
その足りないところを一緒に埋めて
上げていこうね。
 
 
毎日笑顔で
過ごしてほしいなぁと思います。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました!