ノースマン 復讐は残されし者の生きる理由になり得るか。 | 小心者の大胆不敵 

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徒然に映画の感想綴ります。
偏愛映画多め。推しの愛にあふれ暴走気味。
現在Archie Madekwe推しです。大好き。


ノースマン 導かれし復讐者(2022

The Northman 

"Conquer your Fate". 運命に打ち勝て。



暴力、略奪、謀略、罠。

そして預言者が語る運命。

北欧を舞台に、父を殺された王子がヴァイキングとなり、運命を果たし、そして抗う戦い。

幼い頃に王である父を目の前で叔父に殺害された王子アムレート。

荒れ狂う海の中、1人島を脱出し復讐を誓う。

数年後、ヴァイキングの一味となったアムレートは預言者(ビョーク!)より運命を告げられ、

仇を打つために叔父のもとへ向かう。


ずっとグレーで寒々しい空、

凍てつく海と荒野に、

狼(熊?)の毛皮を着たヴァイキングが出てくるところは圧巻(野蛮さ極まる。ワイルドすぎたよ)


仇打ちがベースのお話。

そして。ビジュアルのちからが強い。

アレキサンダー・スカルスガルドの鍛えっぷり。

194センチと長身な上にあの肉体。

めちゃくちゃゴツイ。



ビョークの預言者。ぴったり〜!

めちゃくちゃ巻き舌。何言ってるのかわからんのがまた預言者のミステリアス風味醸し出してる。

ウィレム・デフォーもヘイミルという、

占い師のような役(ポスターには道化ってかいてあるな?)ででてきます。

イーサン・ホークが裏切られる王。

王妃にニコール・キッドマン。

冷たい美しさ極まれり。


スラブ族の魔女?にアニャ・テイラー=ジョイ。

(アニャちゃんもかなりの巻き舌でときどき呪文を唱えます。似合う)

監督は『ライトハウス』のロバート・エガース(癖強)。


荒々しいビジュアルのヴァイキング、

アムレート。

中身は傷つきやすく繊細なところが垣間見える。

オルガとの出会いで孤独から解放されるのか。

そして仇は打てるのか。


復讐して、心の平安は得られるのか。

昨今のアクション、ジョン・ウィックなどもリベンジからのスタートだし、よくテーマになるよね。

リベンジは、

残されたものの生きる理由にはなるけれども、

幸せの理由にはなり得ないな、

とやはり感じました。

果たすまで恨みや怒りの感情を持ち続け、

もし復讐を遂げても、死んだ人は帰ってこない。

しかし。やるかやらないなら、

やっとくか!!とも思います。

同じ虚しさなら。

(難しいね)。


そしてやはり女の欲や謀略はやっかいであり、

容赦がない。


アレクサンダー・スカルスガルドは

お父さんがステラン・スカルスガルド。

『ドラゴンタトゥーの女』では実業家(冷血。怖いやつ)『DUNE』のハルコンネン。『マンマ・ミーア』では冒険家だったよ。



弟のビルは、『イット』でペニーワイズを演じており、俳優一家ですね。



アレキサンダー・スカルスガルド、

かっこよいな〜。

お父さんに似てますね。


映画観たあと、彼が夢にでてきました笑。

続きがみたい笑。