アンパイア社労士の篠原丈司です。



大手自動車メーカーが
始業前の体操や朝礼に対して
未払い賃金を指摘され、


労働基準監督署から
是正勧告を受けています。



その額は1工場で1千万円と
非常に高額。



確かに始業前であっても、


使用者の指揮命令があれば
労働時間として算入され
賃金を支払わなければ
なりません。



今回の指摘は、


5分の体操と1~2分程度の
朝礼に対して、


つまり、


10分に満たない時間まで
請求されています。





誤解を恐れずにいえば、
始業からフルスロットルで
動けるように、


体勢を整えておくという
ことは


誰でも必要なことだと
思います。





もちろん、


それが30分や1時間も
前に来て、


賃金を支払わないのも
どうかと思います。



要は程度問題でしょう。



これから会社は、
休憩から戻りが遅れたり、
タバコの時間を給与から
差し引くのでしょうか。



これが本当に
働きやすい職場だとは
思えません。





ハラスメントの予防でも
同じことがいえます。



セクハラにしろ
パワハラにしろ


定義や具体的な事例は、
研修としては必要です。



知っておくことで


「えっ、これがセクハラ?」


という


行為者の圧倒的多数を占める
「知識不足だけの人」からの
ハラスメントを未然に防ぐ
ことが出来ます。



しかしながら、
それだけではギスギスとした
職場風土になってしまい
逆効果です。



本来の目的である
誰もが働きやすい職場作りとは、
方向性がズレてしまうわけです。





もっともっと
コミュニケーション
必要でしょう。



単なる雑談も大事だし、


部下に対する指導の仕方や、


人間関係の作り方・・・・、




視点をどこに持って行くかで、
方向性は大きく変わる
ということですね。







音声はこちらから・・・




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