おはようございます

先日のズタボロラウンドのあとは。
フレンチ環坂(かんさか)さんへ。
私の誕生日
が近いので、
今回のラウンドフィー+宿泊代とともに
夫が予約してくれました
初訪問でしたが、結論。
超素敵
しばし田んぼと山しか見えない道を
ひたすら車で進み、辺りは真っ暗。
こんなところにお店??と
思しき場所に突如現る一軒家
まさに隠れ家。
ひっそり佇まいに思わずテンションが。
扉をガラガラと開けると。
モダンなインテリアのステキ空間がそこに
食事スタートは18時45分の1回のみ。
早めに着くとウェイティングスペースに。
ライトアップされた美しい庭を
眺めながら待つ時間も期待度がMAXに

オーナシェフの奥さまかな?
上品な物腰の女性がお迎え。
待っている間も、
「膝掛けお持ちしましょうか?」
ホスピタリティあふれるもてなしに癒
立派な梁の天井。
古い農家を移築したという空間に、
センスの良い小物がそこかしこに。
食事の時間になり通されたカウンター。
客席はカウンター6席のみ。
目の前のお庭を眺めながら
人数も少なく密にもならないから安心。
ランチもされてるそうで昼間はこんな感じ。
一見客の我々には身が引き締まる思い
18時45分にお食事が一斉に始まる。
素敵なお宅に豪華ホームパーティに
招かれたみたい
ワクワク感と寛ぎ感と少しの緊張感。
様々な想いが交錯する。
店を切り盛りしているのは、
ダンディなオーナシェフと奥さまのお二人。
お料理はシェフお任せフルコース1種類のみ。
ディナーは連日予約で埋まっているそう。
お料理を待つ。
一軒家の創作フレンチと聞けば
敷居が高い印象ですが、
席につくなりそんな印象も一蹴させる、
シェフの気品ある中にも気さくなお人柄。
一言二言さりげない気遣いで和ませてれる。
イチゲン客にも早い段階で
リラックスして料理を楽しませてくれるのも
一流の接客だなーと感心
一皿めはバターナッツと
シルクスイートのプティボ
自然な甘さが食欲をそそります。
前菜に、
フクラギの冷燻製とカレイのチーズ焼き
ベジファームの野菜達とともに。
白を頼もうとワインリストを見ていたら。
私の好きなブルゴーニュが多い印象
わーい。悩む
シャブリのプルミエクリュか、
ビュリニーモンラッシェで迷っていたら、
シェフが「やはりシャルドネが好きですか」
というので。はい。ズバリ
「いくつかオススメを持ってきますね」。
わーい
お料理やら盛り付けやらで忙しい合間に
いくつか見繕ってくれるという
選べないという(笑)やだー。悩む
シェフの説明と表情から何となく
プッシュが強そうだったこちらにしてみた。
リストの他のページを見てびつくり
1979年のシャトームートンロートシルト、
1981年シャトーマルゴー、
1982年シャトーラトゥールなどなど
ワインの教科書に出てくるような
錚々たる銘柄の数々が

もはや売り物というよりは
シェフが大事に集めたコレクションであり、
飲みたい方には相応の価格で
お譲りしますよという感じなのかもなぁと。
フクラギ燻製の美しいロゼ色にうっとり
有機野菜も甘さと苦味が存在感バッチリ
お魚のメイン。
サワラのヴァプール青菜とその餡添え。
青菜の苦味がよく合う。
皿を食べ終わる頃に絶妙なタイミングで、
自家製ほかほかパン
じっくり煮込まれたテールの味わい深さ!
小さな包みにぎゅっと旨味が詰まった
味わい深い一品
お肉のメイン。
林檎の木で燻し焼にした
醤油麹漬けの黒樺牛
お肉の焼き色の美しいこと
醤油麹で漬け込まれた柔らかさ、
一口サイズで濃厚な味わい。
燻されたお肉のなに、この深み。
ワイン
もご飯🍚も進んでしまう。
お肉に合わせてグラスで赤
を追加。
ローストされたお野菜も
甘さ、苦味がいっそう引き立ち、
滋味あふれる味わいに。
炊き込みご飯。
蓮根の上品な甘さと歯応えが絶妙。
ご飯は途中でカレーをかけるか、
お茶漬けにするか、選べます。
お席の皆さんは夫を含めみんなカレー。
1番最後に聞かれた私はお茶漬けに。
フレンチ屋さんのお茶漬け。
出汁がしっかりきいてコクがありながらも
あっさりさっぱり締めに絶品でした
お代わりしたかったくらい
デザートも当然本格的。
洋梨とアップルマンゴーの氷菓、
ペクチンの効いたなめらかな口どけ。
全体的にお料理のポーションは
多くはありませんが、
とにかく味、演出が素晴らしいので
舌と脳もお腹も大満足でした。
食後の珈琲とブラウニーは、
食事前に通されたスペースに移動して。
お手洗いもステキ空間
味わいました
お料理の素晴らしさ、
美的感覚にあふれた空間、演出、
品ある接客、ほどよいリラックス感。
洗練とくつろぎ
の両立とでもいいましょうか。
シェフも気さくとはいえど、
単にフレンドリーという訳ではなく、
自信に裏付けされたピリッとした気品と
穏やかさを兼ね備えた感じです。
良い意味でコントロールされた接客が
プロフェッショナルだなぁ
と勉強になりました。
だからお客であるこちらも
振る舞いが問われます。
そんな心地よい緊張感。私は好きです。
興奮から幸せ気分へ

ドーパミンが出た後に、
セロトニンが分泌されたそんな感じ
こちらをどんどん笑顔に、
幸せにしていく不思議な魔力
自宅で食べる機会が増えた今こそ
外食に求める要素がシビアに
ならざるを得ないこの頃。
素晴らしいお店に出会え、
夫君に感謝

宿まで代行さんの運転車内、
私たちのおしゃべりも止まず。
幸せな余韻を楽しみました






























