今年あと約1カ月を残し、
ひと踏ん張りするため、
犬吠埼の「別邸 海と森」に行きました。
温泉施設「太陽の里」の別館の旅館です。
天井高く、広々したロビーの向こうは
大海原です。
クリスマスツリーも、天井の高さを生かした
スケールの大きさです。
「海と森」は5度ほどリピートしています。
東京駅八重洲口から出ているバスで2時間ほど。
おしゃべりしたり、オンライン映画を
観ていたらあっという間に到着します。
旅館はバスの終点で停留所の目の前。
車の運転や電車の乗り換えで疲れることなく、
バスに乗ったらそれっきり。
2時間で気分転換できる気軽さが便利で
疲れたな~って時に、思い立ち、
ついリピートしています。
ここでの過ごし方はいつも決まっています。
朝10時頃のバスに乗り、
午後一に犬吠埼に到着。
一度、フロントで荷物を預けて
身軽になってから、
施設内の温泉施設「太陽の里」の
海鮮料理屋さんで、ランチというか、
採れたてのハマグリやアサリ、イワシなどを
肴に一杯やります

海を眺めながら至福の時間

お昼を過ぎているので、
お客さんもピークを越えており、
良い席が空いています。
サザエのつぼ焼きなどもあり、
磯料理の数々が、
あー、海に来たな!と旅情気分を
ゆったりと味わえます。
海鮮料理屋の隣が、宴会場になっていて、
大衆演劇を毎度上演しています。
贔屓の役者さん目当てに常連客が
ついているようです。
毎回、この濃いい世界が気になり、
惹かれるんですが、
時間が無いので、
ほろ酔い気分で温泉へ。
温泉のあとはお決まりマッサージ。
こちらの施術者はどなたも
そこそこに質が高く、ハズレがないのが
ありがたい。
部屋に戻ります。
この眺めはなかなか癒されます。
こちらのホテル棟は、
居間とベッドスペースが別々で広々。
お掃除も行き届き清潔感!
お布団出しで仲居さんが入って来る
事ないので、ゆったりくつろげるのも良い。
部屋に付いている露天風呂。
朝は、海からの日の出を楽しみに、
いつもここで朝風呂です。
お料理は近海の海の幸を堪能。
金目鯛のしゃぶしゃぶ。
朝食はこんなにボリューミイ(笑)。
朝から肉、卵、ソーセージ。。
この旅館の魅力は、
海が目の前で、磯料理が楽しめ、
広々としたお部屋、
温泉施設が併設されている、
アクセスが良いという点です。
一泊二食付き1人27000円ほどですが、
部屋の清潔さや使い勝手、ノンビリ感、
お料理はまあまあそこそこですが、
食事処の個室もしくは
ゆったりできる半個室で
何よりもお食事時のスタッフの素朴だけど、
温かみのある接客は魅力でした。
それにずっと魅力を感じて
リピートして来ましたが、
それも今回の訪問で、
最後にしようと決めました。
1番魅力を感じていた部分の
接客に温かみを感じられなくなったからです。
実は、今回の食事処は夕食も朝食も
個室ではなく、だだっ広い宴会場の
スペースでした。
チェックインの時に初めて聞かされましたが、
食事処でもなく、会議室のような無味感想、
蛍光灯の照明の
スペースでの夕食って。。。
せっかくゆったり食事するのを
楽しみにしていたのに、
それなりのリーズナブルな宿の食事なら
まだしも、
一泊3万円近くですよ?
そこまでならば
まあ、混み合う時期だから
食事処の変更は致し方ないなと
思った程度。
しかしながら、今後もリピートするだろうから
今後のために、と
次回からは食事処が変更する場合は
事前に伝えてほしいと
フロントで責任者の方にお伝えしました。
ある程度の質の旅館のお料理は、
場所や雰囲気、照明、スペースなども
サービスのうちです。
お金に込まれているはずです。
著しい食事処の変更は
先に告げられるべきです。
しかし、残念なことに、
その責任者の男性にはゲストの訴えの主旨が
ご理解いただけませんでした。
混んでいるのだから、
当日の告知になっても仕方ない、
と一言だけの素っ気ない回答でした。
そういうことではなく!
そうでしたか、
楽しみにされていたのに申し訳ない、
の言葉もなく。
もう少しゲストを慮るような言葉や
気遣いはなかったのだろうか。
ゲストが何を楽しみにリピートしているのか、
もう少しご配慮いただけなかったのだろうか、
と少し残念な気持ちになりました。
ホスピタリティーゼロでした。
公共施設のお役人対応、
安宿に宿泊した気持ちになり、
後味悪く、チェックアウトを迎えました。
サービス業は難しいですね。
私も他人事にしてはいけない、
と思わされた残念な出来事でした。
おそらく、この責任者の方のみの
ご対応だけが残念なような気がしました。
従業員の方は一生懸命、
サービスを提供くださいましたから。
もう伺う事はありませんが、
せっかくのロケーション、
ハードも素晴らしいものをお持ちなので、
改善されればより良い宿なのですが。