うちの会社では仕事柄、毎日のように荷物を出荷しています。
いくつかの運送屋がありますが、お客さま向けの荷物は一社だけを利用しています。
理由はドライバーさんの対応の良さ。
先日、何人かいるドライバーさんの中のメインで会社に毎日のように来てもらっているお兄さんが
「担当エリアが変わるんで明日が最後です。」
って言ってきました。
私は思わず
「えっ!うそん。マジで!」
と口にしていました。
今思えば、これは私の心の声に他ならない。
このお兄さんは
いつも笑顔を絶やさず、
去り際には必ず
「ありがとうございます」
と大きな声で言ってくれる。
こちらから無理をお願いしても、嫌な顔一つせず
「いいですよ。何とかします」
と言ってくれる。
そんな好青年でした。
故に残念な気持ちになり、こんな言葉が出たのでしょう。
「お客さまに満足いただくために」
今やありふれた言葉です。
でもこれが実に難しい。
よくいるのが
相手のためにやっているように見せて、実は自分が満足している人。
そんな自分に酔っているひと。
相手の顔色を伺い、調子良く、思ってもいないことを平気でいうひと。
どこかで「私はあなたのためにやっているのに。」と感じさせる言動をするひと。
そんな人に接し、なにか違和感を感じることが多々あります。
ただ単純に
相手の喜ぶ顔が見たいと
あなたのお役に立ちたいと
心から思うこと。
私はここが重要だと思うのです。
付焼き刃の
自分本位の言動では、相手に伝わらない。
相手の顔色を伺いながら、合わせているだけでも意味がない。
私は運送屋のお兄ちゃんからいろんな事を学ばせて貰ったんだと思う。
そして、このような学びの場は、自分の周りに沢山あるのだと思う。
ありがとう。お兄ちゃん。
翌日、最後の日
いつも通りの笑顔で、
「ありがとうございました。」
と帰ろうとする彼を
渾身の
「ありがとう!」
「お元気で!」
という心からのことばで見送った。
お客さまにそんな「ありがとう」を言ってもらえるように。