インクの量 | たか坊のブログ

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大変ご無沙汰していますガーン

5月に入ってから、結構忙しくなってきましたものでガーン
ブログの更新を忘れていた訳では無いんですが、この前久しぶりにお会いした、以前の取引先の若夫婦に突っ込まれましたガーン



水性バインダー をお使いになられていた方が、プラスチゾルインク を初めてご購入頂く際にはてなマークとなられる件に「インクの量の表示方法の違い」があります。


水性バインダーは、顔料も含め、標示は「kg・g」で標示されています。

これに対して、プラスチゾルインクは「Qt(クォート)」や「Gal(ガロン)」です。


印刷インクは、(シルクスクリーン印刷の場合)、版柄によって、版の孔を通り抜けるインクの体積が決まります。
例えばA4のベタ柄を印刷する場合、スキージを1度動かすと

 210×297×(紗の直径+表裏の厚み) が最大使われる量になります。


という事で、本来はプラスチゾルインクの様に「体積」で標示しないとならないのでは無いかと思われますニコニコ

「そんなの大した問題ぢゃないでしょ」

と思われもしますがガーン


顔料には重さの違いがあります。

プラスチゾルインクは、多くが「糊剤+顔料」と、すぐにプリントできる体制で販売されていますが、

白のプラスチゾルインクと、赤や黄色のプラスチゾルインクでは、同じ体積1Galでも、重さに大きな違いがあります。
これは、白の顔料と、赤・黄色の顔料の比重の違いによる物です。

エクスカリバーインク を例にとりますと、

 595HighOpacityWhite 1ガロン(約3.81リットル)=約7Kg

これに対して 550SuperRed      1ガロン(同)は約6Kgしかありませんガーン


さて。。。。。

という事は、1Qt(クォート)約0.941リットルは何Kgでしょうかガーン


本来は白だったら約1.4Kg、赤だったら1.2Kg位になるはずです。

なんでこんな事を書いているのかと言いますとガーン

「ネットで安いインクを買ったら上手くいかなくて・・・」
というご相談を頂いたんですがガーン

上手くいかなかった理由はおいといてガーン

「1Kg~円の白を買った」とおっしゃるので、上記のお話をして計算してみると、ほとんど変わらない値段でしたガーン

上記のエクスカリバー白1Kgは0.544リットルですよねガーン


確かに価格は大切ですニコニコ


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