
「1」という事で、可能ならば連載します

まず、Tシャツを印刷する機械についてですが、呼び方は「Tシャツプリンター」とか「マニュアル・プレス」とか言います。
日本では「Tシャツプリンター」と呼ぶ事が多く、アメリカなどでは「プレス」と言います。
さて、良く有る、刷り板部分(下)も版をホールドする部分(上)も複数あって回転するプリンター。
これは上下4枚や上下6枚など、8枚や12枚も有ったりしますが、今回は4枚と6枚を比べてみます。
版をホールドする部分の数は、多色印刷の可能色数なので、4色までしか刷らないのならば4つで良いし、5色・6色の多色プリントをしたいのなら6つのホールド機を探すべきです。
刷り板は、4枚と6枚ではどう違うのかと言うと、ほとんど意味は無いように思えます。
Tしゃつなりを、一度に4枚または6枚装てんしてからプリントする、、、を繰り返すだけですから

ただ、刷り板4枚の機械は1枚刷って、次の刷り板まで回転させるのは90度です。でも刷り板6枚の機械は60度回すだけで次の刷り板がやってきます。
当たり前の話ですが

数十枚刷るだけならまだ良いのですが、120枚刷るのに30回転させるのと、20回転で良いのとでは腕の疲れ方が違います、はい。
さて、今度は製品の精度です。
きっとどなたもそう思うに違いないのですが

同じ精度の機種だったら安い方が良いに決まっていますよね

そりゃぁ私だってそうですもの

一番気をつけて頂きたいのは、外見は同じ形をしていて値段が安いからと言って選ぶと、そこには永く使えない機械が待っているという事です

一番のポイントは
1.版のホールド部分がスチール製なのは当たり前として、剛性はどうか。
安く作っている者は、ここの作りがやわなので、永い事ホールドを繰り返し、印圧をかけると歪んでしまいます。この歪みに寄って、多色印刷がずれる事になります。要は多色印刷機として使えなくなる

2.刷り板を支えるアームの長さは足りているのか
安く作っている者は、このアームの長さが不十分で、プリント部分や版を作る際に制限ができてしまう。
3.刷り板部分を回転させて、ある位置で動かないようなロック機構が有るか
このロック機構が無いと、刷ってる最中にぐらぐら動きます

書こうと思うとまだまだ有ります

結構格好の良いキャッチコピーのついた商品が有りますが、大切なのは本質なので

購入時には、このようなポイントをきちんと説明できる販売店から購入する事をお勧めします

アメリカ製だろうが中国製だろうが、そんな事より中身です

次回はスポットドライヤー(FlashDryer)の選び方です

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