
この前の土曜日に出席した忘年会の疲れが取れません

本人は「ひょっとして風邪


咳は出ない、鼻水も出ていない。勿論、熱もありません。なのに・・・だるい

感光乳剤をお使いの方は、製版用のポジ作りは如何なさっているでしょう

多く聞くのは、紙・トレーシングペーパー、そしてOHPフィルムです。
前回書いた露光機の件で触れましたが、直接法感光乳剤を露光するために必要なのは紫外線です。
感光乳剤が反応する、硬化するのは一定の波長をもった近紫外線でしたよね

上記のいずれも、皆さんはインクを落とす部分、つまり感光乳剤を硬化させない部分を「黒」で塗りつぶされていると思います。
何故でしょう

そうです。紫外線を通さないようにする為です。
可視光線はいくら通しても感光(硬化)しないんです、本来。ただ、これまた前回書きましたが、太陽光には不可視光、近紫外線が含まれていますから、太陽光に当たってしまうと、感光してしまいます。
これ、大前提ですが、
直接法感光乳剤を感光する為には近紫外線が必要で、インクを落とす部分を覆うためには、近紫外線を遮断する、という事です。
紙も、トレーシングペーパーも、OHPフィルムも、インクを落とす部分は黒くしますが、残りの部分は白かったり、少し白かったり

でも、透明な市販のOHPフィルムはインクジェットプリンターのインクが定着しづらくできています。こちらはこちらで、黒くする部分が「透けスケ」になりがちなんですね。
と言う訳で、OHPフィルムに水性インクジェットプリンターのインクの受理層を設けてあるのがこちらの商品です。
STAN-FILM
このページには、基本的な設定を載せてありますが、どこのメーカーのプリンターでもOKです

もう一つ豆知識的な事をお話しすると、
このページではカラーは「グレースケール」で印刷する設定にしてあります。そりゃぁ、カラーで印刷するより黒の方が真っ黒になるからでしょ


先ほども書きましたが、露光しない部分とは近紫外線を通さない部分を作る事でした。
本当は

なぜなら、昔の人は「アンバー色」でマスキングしたのです。
プリンターのインクにはマゼンタが含まれていますし、イエローも含まれています。
こちらの方が、近紫外線をよりよく遮断するようです

病院などで、レントゲン室の隣には暗室がありました。今はどんどんデジタル化が進んできているので、暗室が在る病院も少なくなってきていると思いますが。
近所にもし馴染みの


暗室にある明りとりのランプは赤です。
レントゲンのフィルムを感光させないように赤になっています。
写真の現像所はどうなんでしょうね

黄色でもいいという話も聞きます。
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