
ちなみに、近未来的に新たなサービスを解するために、最近はパソコンのキーボードではなく、ペンを使ってノートにカキカキする事が多くなっています。
ただし、このブログは下書きなしにドンドン書いています。UPする直前に見直しはしておりますが

では、お次の目次は「インクの粘度が比較的柔らかい」です。
これは水性バインダー側から見た表現です。
大雑把に言って

水性バインダーはプラスチゾルインクより粘度が低く(柔らかく)作られています。
ただし、一部特殊なバインダーは粘度が高いものがあります。例えば「ひび割れバインダー(クラックバインダー)」とかですね。
又、プラスチゾルインクもメーカーの種類によって、インクの種類によって粘度が大幅に異なる場合があります。これは、プラスチゾルインクに使われている可塑剤の種類や割合によって違いが出ています。
粘度の違いは、印刷状態は勿論、作業性にも大きな影響を与えます。
まず、粘度が低いと滲みやすく、硬いとシャープに刷り易い。
しかし、粘度が高いとスキージ圧が余計に必要になり、特に女性がプリントするには不向きなプラスチゾルインクも散見されます。
でも、粘度が低かろうが高かろうが、シルクスクリーン印刷の基本を理解していれば有る程度は対処可能です

では、粘度が高いインクを柔らかくするにはどうしたら良いのでしょう

まず、巷で時々聞かれる以下の事はよしましょう

水性バインダーを水で薄める

プラスチゾルインクを灯油で薄める


どちらも、著しく洗濯堅牢性(接着性)を阻害します。
まずは、木工用ボンドを水で薄めたらどうなりますか

とっても接着力が弱くなる事はお分かりになられると思います

水性バインダーは常温でも次第に硬くなってきます。でも、水を添加するのはよしましょう

専用の添加剤 が有りますからそちらをお使い下さい。
いつか書いたかもしれませんが

それでも灯油を使って柔らかくしますか?

また、プラスチゾルインクを柔らかくするにはレジューサーを入れる方法も無くはないのですが、隠蔽性を損ねます。要は濃さが減る=インクの色が薄くなってしまうのです。
レジューサーを入れたがために、黒のシャツに白くプリントしようと、何度スキージを動かしても白くならない。なんて事態に陥ったりします

プラスチゾルインクの粘度を落とすには、まずは、インクを練る事です

プラスチゾルインクは練れば練るほど柔らかくなりますから、ヘラなどでまずは突っつく事から始めましょう。
「インクが硬くて疲れる」
「インクが柔らかくて滲んじゃう」
「インクが硬いのか、うまく(版を)通過しない」
プリントの際に使っているものは、インクだけではありませんから、単にインクの粘度のせいだけではない事が多いです。
スキージの硬さも関係してきます。
版の設定の仕方も関係してきます。
これって、お客様から良く状況を聞いてみないと適切なアドバイスができません。
でも、インクの粘度も関連しているのも確かな事です。
弊社のホームページ