
弊社もあと少しで創立3年です・・・「まだ3年かい!」等と言わないでください

以前サラリーマンとしてシルクスクリーンの資材販売会社に在籍していた頃から数えると・・・・約8年が経ちました。
早いもので、もう「オヂサン」です

んで、ここ最近はこのブログのおかげか、Twitter のおかげか・・・そう言えば、最近tWitterであまり呟いていません・・・
もとい・・・
最近、お電話やメールでのお問い合わせが多くて、有りがたい事です

で、そんなお問い合わせをひたすらメモり。これをブログのネタに使えないか

と準備しておりました。
以前書いた事と重複するネタが出てくるかもしれませんが、多少勘弁して下さい

で・・・本日は「水性バインダーと架橋剤」のお話しです。
最近販売されている水性バインダーの接着性は大変良くなってきております。
ただ、世の中には様々な生地(被印刷媒体)が有りますので、中には水性バインダー(+水性顔料)のみでは、なんとな~く接着が心もとないという場合が有ります。
「単純に綿100%のTシャツだよ!」という場合も有れば、「ポリエステル100%の生地なんですが・・・」という場合は、接着性が違う訳ですね

んで、ポリエステル100%の生地の場合は、もともとの染色方法によっては、熱乾燥をすると染料の移行(再昇華・ブリード)が起きる場合が有ったりして、自然乾燥したいという場合が出て来る訳です。
勿論、熱乾燥をするとしないとでは接着性に大きく差が出てきてしまいます。
そんな時に「架橋剤」を添加して接着性を上げる訳です。

水性バインダーに1~2%添加・撹拌して使用するのですが、以下の欠点も有ります

1.架橋剤を添加・撹拌したバインダーはどんどん反応(硬化)が始まるので6~12時間以内に使い切って下さい。
2.伸縮性のあるバインダーに添加すると、若干伸縮性が損なわれます。
「1」の理由から、プリントに必要な分だけバインダーを用意して、そこに適量を添加して下さい。余った分は捨てなければならなくなりますから勿体ないので

「2」は・・・・古いバインダーを使うと、乾燥後しばら~く経ってからプリント面が割れてしまう事があります。劣化したバインダーを無理に使わないで下さいね

あと、バインダー自体もそうですが、架橋剤は肌に着くとかぶれやすいのでご注意ください。