振り返るも遠い昔

濃色生地にプリントする際に、イエローやレッドなどは顔料の隠蔽力が足りなくて云々・・・・・と
でん!

これが黄色の顔料粉です

所々に見える塊は簡単に細かくなります。って言うか、振動で崩れます

一般に販売されている、シルクスクリーン印刷用の顔料は、水性ならば水性樹脂、油性ならば油性樹脂で溶解されています。樹脂~gに対して顔料粉~gという具合に。
言い方を変えると薄まっています

例えば・・・・
黒い生地に黄色でプリントしたいので、マットタイプの水性バインダーに黄色の水性顔料を混ぜて撹拌します。
(又は、水性ホワイトバインダーに大量の黄色水性顔料)
でも・・・・・なんか下の黒が・・・・透けてない


そう思って、もっと黄色の水性顔料を加えます・・・・・
思った色になった時には・・・・・ずいぶんとバインダーがシャブシャブ(粘度が緩い)になってしまっていましたとさ

こりゃぁまずい

って事で増粘剤を混ぜて元の粘度に・・・・・・
ん

なんか間違っているような・・・・
水性バインダーは、な~るべく混合物を加えない方が、完成後の洗濯堅牢性が良いのは間違いないのに、柔らかくして固くして・・・って

一定のレベルの後は、交じりっ気のない粉の顔料で対処した方が良いのです(それでも、混合する量が少ないに越したことはないです)。
あたくしは、この粉顔料を加える際に、一度「乾燥遅効剤」に溶かしてからにしました。
って言うのも、、、
粉のまま混ぜると混ぜ合わせにくかった


乾燥遅効剤は揮発しますので、プリント後に洗濯堅牢性に影響を与えない

乾燥遅効剤に溶かしてみて気付いたんですが、結構撹拌しても、ほ~んの少しだけ「底に」粉っぽさが残ります。
これって、粉のまま混ぜたバインダーを使ったら、結構、紗(スクリーン)の目を詰まらせてしまうぢゃん・・・・
で、顔料の粉ってほんとに軽いんですよ。
1リットルの容器に満タンでも300g程度なのです

使い出が有る上、とってもお安い・・・・・はず

って事で、近日発売予定です
