先々週末、ボクの友人の中で、最も大物であると断言できる人物が別府にやってきた。

彼の趣味は旅。旅行ではない。

その実績は日本において46都道府県、世界で98カ国(非国連認定国を含めると数えられないそうだ)という異常なもの。ボクが好きな旅人石田ゆうすけさんともタンザニアで会い、友達らしいのだが自転車で7年半かけて回った彼をして「ボクより回ってるじゃないですか!!!」と驚かせたという逸話を持つ。
旅行ではないので、現地で金を掘ってみたり、生きる為に必要な狩りをしていたり、傭兵の訓練に参加してみたり、戦地で写真を撮っていたりと、まぁとにかく旅の目的が既に観光ではない。
そんなことばかりしている彼なので、当然会話の内容もブッ飛んでいる。

海抜0m島国ツバルに行った話やジンバブエの超インフレの現状、北極圏に行った時の水分補給の方法(弱グロなので割愛)、実家にジンバブエの友達から電話がかかってきた話、砂漠の硬い砂の部分と柔らかい砂の部分を見分けて自転車で走る方法、中国の再開発の人権を無視した強行すぎる現実、中国からチベットまでの100時間監禁バス、どっかのアフリカの国(複雑な名前すぎて忘れた)の火炎列車(蒸し地獄なので旅行者は皆そう呼ぶらしい)、モーリタニアの地雷原、タイのアレクサンダー遊び、謎のアブダビ航空の接客、過去3回のスパイ容疑での逮捕(自分の成人式の時も収監されていたらしい)、象の肉を現地の人に分けてもらって食ってみたら、サイの味がした話(サイの味は身近な味で例えると、あえて言うならカバらしいです。理解不能)。。。

何故こんなに旅ばかりしているのかを聞いてみたところ、『聞いた事がない、調べても情報が無い土地に、何があるのかを見ておきたいからだよ。』と、何とも納得のいくようないかないような答えが帰ってきた。

そんな彼との笑えすぎるエピソードの全てを紹介したいところだが、全てが濃厚すぎてボクのテキストの表現力では再現が難しい。。。生々しくお伝えできないのが残念です。

まぁ何はともあれ、今回別府、湯布院を案内して回ったのだが、彼の旅ランクの中でも最高ランクの評価をもらうことができたので、ガイドとしては満足。
皆さん!世界を味わった人が満足した別府ツアー、未体験の方はこの際いかが?w

以下、先週の遊びスケジュール概略


<1日目>

合流してノッケから、「へびん湯」(山中にある自然の露天風呂)へ。
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湯布院散策
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夢想園(湯布院のホテル)にて地鶏焼を食し、露天風呂に入浴
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嫁実家訪問
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別府のフェリー乗り場でお土産探し
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自宅到着
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別府の繁華街に繰り出す
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ボクが日本一と信じてやまない寿司屋で食事(6時間滞在)
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自宅飲み
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ボクが飲みながらイビキをかくというウルトラCの大技を繰り出したことによって強制就寝
ちなみにそのときのボクは「まだ飲めますぅ~大丈夫、ガァァアァ(イビキ)」てな感じだったらしい。ダウンした後も両手にはお猪口とモンスターズインクのサリーのパペットを抱いていたらしい。酒に対する執着心が半端じゃなかったんだろう。サリーに関しては謎すぎるけど。


<2日目>

ボクの体力回復が間に合わず10時起床(寝過ごし)
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自宅マンションの温泉に入ろうとするも、清掃時間中でNG。
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杉の井ホテルの棚湯にGO。(棚田の地形をそのまま温泉化した名湯)
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別府名物を食べ尽くして行きたいということで、地味な名物冷麺を2軒ハシゴ。
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時間が少し余ったので、山の温泉にある温泉卵を食しに向かう。
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まだ少しだけ時間があったので、初日のへびん湯よりももっとオーガニックな温泉、鍋山の湯を見に山登り。
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鍋山の湯発見。が、たまたま温度が低すぎて入浴断念。オーガニックなのでこんなこともある。ここで「別府、スケールがちげぇっ!!!」という有りがたいお叫びを頂戴する。
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時間を忘れて堪能していたら、電車の時間がヤヴァいことに気づき、超特急で下山。
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当然電車に乗り遅れる。
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次の便までの間に、とり天と石垣餅を買い込み、乗り込みスタンバイ。
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時間が来て「じゃー、お疲れッス!」という声と共に、彼は改札の奥に消えていった。


あー、またこねーかなーーー。
超楽しかった。

次は俺が名古屋に遊びに行ってもいいなぁ。
結局名古屋じゃなくて岐阜で蕎麦とか食ってそうだけど。w


あ、47都道府県目は宮崎らしいから、俺が車を出してもいいなぁ。。。
相談してみよ。