という赤紙配達人の番組を見た。
戦時中のノンフィクション。
召集令状を渡す仁平と受け取る出征者、送り出す親の複雑な気持ちの交錯を見た。


まだ見ぬ我が子を守るためと自分に言い聞かせ、3度も出征した父。
息子5人を出征させた親子。
食料事情の厳しい中、丸々太った鯉を差し出して、我が子に赤紙を届かないようにしようとする父。
召集令状を書いていた18の女性は、婚約者宛の召集令状を書かなければならなかった。

全てが悲しく、全てが辛い。

一人の父として、初めて戦争について考えた夜。

自分が同じ立場で息子を送り出せるかと考えただけで、涙が止まらなかった。


昔、祖父から聞いた戦争の話がダブって、えらくリアルに見えた。
祖父の父も戦死した。


そんな歴史があった今なお、貧困国や一部の地域では子供は兵器にされ、エゴによる戦争はいつもどこかで起きている。