診察台の上でぐったりしていた玄ちゃん、

家に帰ってきてすぐ、

寝床に入れてあげました。


電子レンジでチンするタイプの湯タンポが

ぬるくなってたので、

それを取り出し、

電子レンジまで持っていきました。

暖かくなった湯タンポ持って

玄ちゃんのもとに戻ったら、

様子がおかしく、

体をさわったら、

もうすでに息をしていませんでした…。

抱き上げたら首がだらんと…。

亡くなったんやとわかりました…。








病院から帰ってきたときには、

たしかに生きていました…。

湯タンポを暖めるわずかな時間に、

玄ちゃんは逝ってしまいました。


こんなに早くお別れが来るとは思ってなくて、

後悔ばかりが残りました…。


その日の朝はまだ首を上げることはできてたし、

お返事してくれる余力もありました…。

半日の間に、

グッと悪くなっていました…。


今さら言っても仕方ないし、

もうギリギリの状態やったんやろうから、

なにをしてもムダやったんかもしれないけど…

せめて、前日、

MUTIAN協力病院さんが、

電話を折り返ししてくれてて、

次の日朝イチで、

連れていってやることができてたら、

どうやったんやろうかと…。

病院は、番号を間違えてかけてたらしく、

うちにはかかってきませんでした…。


ほんまに、

あとでこんなこと言っても仕方ないし、

それよりも、

もっと早くに、

異変に気がついてやれなかったわたしが

悪いんですが…。


生きれるはずの子やったんです…。

こんなに早くに逝かせてしまうなんて…。


もう、心がボロボロです…。

玄ちゃん、ごめんやで………



続く右差し