垣谷美雨さんの
「姑の遺品整理は迷惑です」を読み、

 

 

姑の遺品整理は、迷惑です (双葉文庫) [ 垣谷美雨 ]

 

 

他にも、急に喪主になって大変だったとか

格安の葬儀の内容と落とし穴の話とか

ぼったくられた話とか 

 

いろいろ聞くことが重なって

喪主になっても何も知らないと自覚し、

喪主マスターになるべく、

というか有事のときに焦らず行動するために

勉強しました。

 

YouTubeからみたけどだめですね。

わかりやすいけど断片的だし

記憶に残らないし効率がわるい。

 

ということで本を3冊読んだのですが

3冊読んでみて、

1とか2じゃなくて、3冊必要だなーと。

 

それぞれ著者のスタンスが異なるのと

ピックアップしてる情報が少しずつ足りなかったりで

3冊読んで、情報保管しあえてよい!

 

いろんな価値観に触れて

そのあと自分がどれにするか決められてよい!

 

というかんじ。

 

その1

 

 

これは立ち位置としては「丁寧に見送る」

という感じ。

心のこもった葬式系です。

 

押さえておきたいポイントがよくわかったり

葬儀屋との担当で何を伝えるかがわかったりします。

意外とよかったのは

各テーマの最初に。

 

●●にしますか?

●〇にしますか?

○○にしますか?

 

という感じで選択肢が並べて合って

 

あ~こういう選択肢があって

この中から絞っていけばいいのか~

とイメージがつきやすいところでした。

 

はじめの1冊にさらっと目を通すのがgoodです。

こういう著者に担当してもらいたいなーと素直に思う本でした。

 

その2

 

 

これは、実質情報量けっこう多くて実践的です。

立場はシンプルにコスパ!だと私は感じました。

 

いろいろあれこれ葬儀屋から勧められますが、

これは一番安いので良い、とか

あれは下から2番目のものがいい、とか。

 

ちょっとふふっとなったのは

棺は燃やしてしまうので…とか

骨壺が目に触れるのは骨拾いの時と四十九日の納骨の時だけです…とか。

たしかにそうね、となりました。

 

だから無理して凝らなくていいんだよ、

無理にお金かけなくていいんだよ、

という感じもまた別の意味で優しい本。

 

1冊目とはある意味真逆のスタンスのところもあり

どちらも読むことをおすすめします。

 

1冊目は個人ファースト

2冊目は残された人ファーストに感じたかな。

 

 

あと、生きているうちにやっておくべきこと。

70歳になったら

80歳になったら…とかの見通しも立つのでおすすめ。

 

認知症になる前なら

成人後見人を身内でたてられて公正証書にするのがいいというのは

うちの家族は知らなかったことでした。

 

認知症になってから弁護士とかに頼むと

実際いくらくらいかかるかとかもわかったのも興味深かった。

 

いろんなお葬式の実際の見積もりも細かく出ていて勉強になりました。

 

 

 

さて、仕上げに1冊これを追加することをお勧めします。

 

 

 

これは独身の人にもいいけど

独身じゃなくても役に立つと思いました。

 

死後の事務を外注するとどれくらいお金がかかるとか、

これも実務的なことがわかります。

 

孤独死して誰かに気がついてもらえるかな?とか

死後の手続きどうする?!とか

自分のお葬式どうするの、とか

その自分のお葬式費用どうするのよ、とか

ペットは?

遺産は?

持ち家はどうなる?

などなど、一人っ子独身だと色々心配だろうなぁ、などと。


初耳かつ私にヒットな情報だったのは

2019年~個人の銀行口座から

一部の相続人は簡単な手続きで

凍結口座から一定額まで預貯金を引き出せるようになってたこと。

 

凍結口座は使えないから

喪主とかがいろんな費用負担しなくちゃいけないかと思っていました。

 

が、この本だけ読むのは要注意で

例えばこの件に関してだと

こちらの本には

「このやり方をしてしまうと

遺産放棄できなくなります」

ということが触れられていません。

 ということでも、数冊読むのがおすすめ。


あと、この本は相続にも触れているので

その辺も学べてよかったです。

二次相続のこととか初めて考えた…

義理の実家からの相続を考えると憂鬱。


 

前2冊で、このような足りない知識を補うといいのかなと思いました。

どんな本でもいいけど

3冊が最低ラインかなーという印象でした。

 

 

何にも知らなくても

葬儀会社の人が教えてくれるとは思うんですが

ほったくられたくないのと

あと絶対仕事をそんなに休めないと思うので

効率的に満足の行くそれをしたいという気持ちで

予習できて満足というかんじ。


あと心の準備したい。



 私は勉強して、それをまとめておくのが好きなので

(出典をもう一度読みたくない)

Wordでまとめて、A4が3枚に。


生前にやっておくこと

危篤の時にすること

亡くなったら

通夜の仕方、注意点

葬儀の仕方

四十九日までにすること

死後の手続き

など。


生前にやっておくことは

後見人制度のこととか

(親が70歳になるまでに調べるの推奨)

危篤を知らせて欲しい人の名前と連絡先

親戚一覧

お寺と宗派と連絡先と檀家としてやること

家の名義は誰か

パソコンのパスワードのメモなど

などなど


きちんと1度考えてリストアップしておくといいなー、と

リストアップして実感しました。


そしてそれを両親に配る私。笑


暗くならずに

エンディングノートをつけてもらうことになりました。


死がリアルじゃないからできる話。

親が元気なうちにぜひ。

個人的にはお寺の話(檀家なの?とか)からはじめると

話しやすかったです。

このブログをネタにして話すのもいいかも?

 



つづく(いつか)