絵本好きでもある、もちです。


最近の新入りが良かったので
感想を熱く語るだけの日です。

なんでここに書くかというと
ROOMに上げ、感想をかいていたら
字数制限でそちらに書ききれなかったから。

もちのROOM 


 




これは凄い絵本だった‥


何が凄いかというと、いくつかあるのだが

まず光の表現が飛び抜けている。


そんな一球入魂で絵本を買ってないから

正直すごい期待していたわけではなかったのだが


見開きいっぱいの朝の光(と海)からはじまって、

もう画面いっぱいに「この光は、朝だ、、、」という感情と

「朝の光に対する心の中のキラキラ感までも表現されている、、」という感動が。


もうここで、すき、、、。




そして表紙でうすうす気がついていたけど、

その後からどんどん、

その突出している表現力と、ちょっとイラストレーター風の画風のコラボレーションがはじまって新しい。斬新。あ、そっちもなんだ!みたいな気持ちに。


絵画風オンリーや、イラスト風オンリーな家風の絵本は多い中で、その両方がみごとに自然に溶け込んでいるな‥‥という感じ。


漫画みたいなコマ割りのページもあったり。


なーんて思っていると、


夕方の光の表現のページがはじまって、

「朝だけじゃなく夕方の光もお描きになるの?!」と驚きがくる。


これまた

「夕方の光にしか出せないしっぽりしたキラキラ感」も見事に表現されており、「もう、これは、あの、夕方の光だわ、、、」と唸る。

日本海に沈む夕日を思い出さざるをえない。


それに感銘をうけていると、


その後、追い打ちをかけるように夜の場面が始まる。


え、ええええ、夜も描けるの?!という

また嬉しい裏切り感。


すごいなぁ。


夜は夜で、「こんな風に月の光を表現なさるのですか‥はぁぁ」という素敵な場面で、もうこの時点で朝か夕か夜か、どれが一番好きなページが選べない状態になる。


もちろんストーリーもほっこりよい。


波が語っている視点なのだが

波がおちゃめ。


感想をとばしたお昼の場面は

ストーリーをたのしめるかんじ。


で、



夜になったとこで、そこで終わりかと思いきや、

夜になったらまさかのファンタジー要素の挿入があり

一気に「カワイイ」のスパイスが追加。



キャワイイ。



一粒で何度美味しいの?と、言う感じで、もう。


ここで我が子はニコニコに。

にんまり。



私の心は「か、カワエエ‥!!(絵)」という感じ。




その後の、

夜の、光のない画面もよい。

明るくないのに怖くない。

静かなのに静かすぎない。



読み終わって。


よかったわぁ、、、、、となった。完






出版されたばかりの絵本みたいですね。


なんと、作者の阿部さんのはじめての絵本だそうで、

つまり新人さん、、、?



すばらしいな〜。

どんどん絵本作家さんが生まれる。



ちなみにこれが、ほるぷ出版なんですね。

ほるぷ出版なんですよ。私は驚きました。


私は正直、福音館書店がすきで、

(チョイスとかレタリングとか)

ほるぷ出版はそんなに好きというわけではなかったのですが

この絵本は、レタリングとても好きでした。


絵と、ストーリーと、字体がとてもマッチしてます。



ちなみに

福音館書店のホームページの

絵本の選び方の文章は

一見の価値有りです。



そうそうそうそう!!ってなる。




ほるぷ出版の好感度UPしちゃいました。

今度、他の本も見てみよう。




イイネ!!!!