こんにちは。
もちです。
最近美容についてアウトプットしているからか
定期的に
「酒さ」についてのブログやサイトの案内広告が出てきます
酒さとは、
だいたい中高年の方の顔、とくに鼻回りにおおくて
わりとずっと続く赤みと、毛細血管の拡張が続く病気です。
赤みがメインだったり、
ぼこぼこ膨らみが出てきたり
にきびみたいな見た目になったり…いろいろですが
湿疹やにきびよりは、なかなか治しにくい病気です。
治しにくい病気だから有料の民間療法が出てきやすいんだなぁ…と理解できるのですが、
なんだかなああああああああ
と,、もやもやが止まらない。
アトピー性皮膚炎も民間療法が多いですよね。
見ていてもやもやするサイトが沢山で悲しくなる…
たまたま流れてきた酒さの治療サイトをちらっと見てしまったら
サイト主からの治療アドバイスを、
課金すればで聞けるというサイトでした。
もうその時点でまず怪しいと思ってしまう。
しかも
こんなに綺麗になりましたよ！
というビフォー＆アフターの写真が
そもそもビフォーが酒さじゃないと思った
。
酒さもまじっているのかもしれませんが
明らかに酒さじゃないだろう…という写真も多数
がっさがさの赤々としたひどい湿疹の写真とか、
そんなサイト主さんの治療しなくても
ステロイドちゃんと塗る治療で良くなるのでは‥？みたいな。
そりゃすぐ綺麗になおるよ〜、酒さじゃないなら‥。
とか思いつつ、
だまされる人は悪くないなぁ…
これは知らないとだまされるよなぁ…
藁にもすがりたい思いだったら騙されるよなぁ…
と。
病院でいろいろ試して、だめで、
民間療法いって満足しました。というならいいと思うんですが
病院なんか行かないでこっちがいいよ！
みたいな勧誘は、悪質じゃないかなーと思ってしまいます。
だいたい、保険診療より高いですよね。
保険診療より高くて
保険診療より確実性の低い（エビデンスレベルの低い）方法を選択させるのって、なー。
個人的には
総合病院の皮膚科だって
クリニックの皮膚科だって
先生によってピンキリで
酒さが専門の先生もいれば
全然違う皮膚疾患が専門で酒さはスタンダードな治療しかしたことない先生までいろいろだと思うので
しばらく１つの病院にいって
酒さが治らないなら
民間療法にいくまえに
酒さの症例をたくさん見ているドクターのいる病院を受診したほうが賢明だと思います。
その病院がどこかわからなかったら
今のクリニックの先生に
今より大きな病院に紹介してもらい
そこでもダメならその先生にまたおすすめの先生へ紹介してもらい…
という方法もありますよね
でも不思議なことに
自分の知らない治験患者1000人等によって「効果がある」という結果を得た治療法（保険が使える治療法）よりも、
知り合いの1人が「これで治ったよ！」とおすすめしてきた民間療法を選ぶ人って
結構多い印象です
例えば、
クリニックのドクターが
「ハイドロキノンは朝は塗らないでくださいね。」と説明しても
なぜそうなのかの知識がない故に
「でも私の好きなインスタグラマーの方は朝と夜の両方塗ってるけど大丈夫って言ってたから塗る」というような人、いますよね…
(なぜ朝はだめなのか→★)
皮膚科の先生が
「あなたの今の肌にはこのステロイドが必要です。」って説明して処方されても
友達に「ステロイドって塗ると肌黒くなるらしいよ」って言われたら塗らない人とか。
（ステロイド塗ると肌が黒くなるなんでデマもいいとこだけど医療従事者でもこう勘違いしている人はすごい多い
）
こうやって経済はまわっているのだろうか。
酒さとかアトピーとかの有料サイトは、のぞくと悲しくなります。
ちなみにアトピー性皮膚炎の方で
民間療法に心動かされそうになっている方に1番おすすめの本はこれ↓
「民間療法だめ！なんでか？なんでもだよ！」という感じは全くなく、
ひたすら論理的に
やさしく根拠を述べて、
なぜそうなのか、そのメリットデメリットは…だから…
と、
叱られているんじゃなくて
丁寧に説明してもらってどうもどうも…という気持ちになる空気感で書かれています。
しかも民間療法に惹かれてしまう人の気持ちを否定せず
責めずに
共感して寄り添ってくれる感じがしました。
エビデンス好きならすごい面白いと思います
アトピーのことを勉強すると、湿疹・肌荒れについての知識も深まって好きです
もともと好きなテーマであることと
身近にアトピー性皮膚炎で悩んでいる子がいたので
出版されてすぐ購入して読みましたが面白かった～
冷静になれる一冊だと思います。
もちのmy Pick
