上放れたすき線
日経平均株価は13087.91円-541.25と4日ぶりに大幅反落。米国株安や先週末の反動から下寄りスタートとなった。その後も徐々に下値を切り下げ、結局は25日に形成したマドを一気に埋める展開となった。 ローソク足では、たすき線を形成した。たすき線にも二通りの考え方があり、下げている途中でのたすき線は売りシグナルとなるが、このケースでは上放れたすき線といい、買いとされている。 そのほかのテクニカル指標では、明日は一目均衡表の転換線が横ばいに変化する見込みであることや、5日移動平均線が上昇に転じる予定。同線に押し上げられる可能性も考えられる。
月足ベースでは5年移動平均線が25日現在、13368円前後にあり、それを上回って1 月相場を終えることができるかどうかが今週の注目ポイントになる。
上値メドは、一目均衡表の転換線である13237円や10日移動平均線の13365円、28 日高値13501円、25日高値13647円などがある。一方で下値メドは、心理的節目の 13000円や24日安値12952円などが考えられる。