107.33円
昨年末からの下落では三空を形成した。
さらに、一目均衡表の考え方ではあるが、2陽介在9陰連(2つの陽線を挟んで9つ
の陰線が続く)の下げ構成で一旦底打ちという考え方もある。昨年末の高値からの
下落では、今日の陰線で2陰介在8陰連となっており、明日も陰線であれば2陽介在9
陰連が完成することになる。1月10日からのカウントであれば5陰連の完成。下げの
値幅的には十分であることや、均衡表の抵抗帯の下限の形状が明日から切り上げる
ことを考えると、陽線となる可能性もあるが、注目されるところである。
下値メドを終値ベースで考えると、10月の戻り高値から11月安値までの下落幅を、
12月の戻り高値からの下げとした13424円や、11月安値から12月の戻り高値までの
V計算値(上げの倍返しの下げ)で13630円となる。その中値は13527円となり、今
日の終値で到達したことになる。
ただし、ザラバベースで同様の計算をすると、下値メドは13260円前後となる。
その水準は、06年4月高値から07年2月高値までの上値切り上げ幅737円を、06年6
月安値からの切り下げ幅とした13308円とほぼ一致するため、06年4月高値以降の拡
大波動を考える上では重要な下値ポイント。
一方で、当面の上値メドは、先週のもみ合いレンジの下限あたりとなる14400円前
後や、12月7日の戻り高値からの下げに対する、38.2%戻しの14750円前後などが考
えられる。