Y | 日経225先物のテクニカル売買記録

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・波動
先週末の11/22日安値14669.85円を起点に上昇波が開始されている。11/22の安値は先週も記載したように重要な高値や安値から起算されるターゲットに近い。最も楽観的なシナリオであれば8/17から開始されたC波は既に完了し、ついに上昇波入りしたと考えられる。ただ本日は10/11高値から11/22安値までの下げ幅の50%戻り、さらに11/1高値から11/22安値までの下げ幅に対する61.8%戻しできっちり止められた。また現在の下降波は、2003年4月の7603円以来続いた上昇波動に対する調整であり、最終的な下値のターゲットは2003年安値7603円から2月末高値18300円まで上げ幅に対する38.2%押しとなる14200円~ダイアゴナルの起点である2006年6月安値14045円。特に1波に対する調整は、想定値よりも大きくなりやすいため、やはり値幅的に不十分に思える。そのため、カウントはこれまで同様に2月高値で5波が終了したとの考えに基づき、8/17までの3波構成の下落がA波。10月高値までの戻りがB波以来C波が開始されていると考えている。そしてC波において11/22までが小1波、そして本日の16100円でCの小2波を完了させた可能性がある。その場合最後のCの小3波が残されていることになる。あるいは、8/17までで3波動のABCを完了させ、10月高値まではX波、そして再度ABCの調整が開始されているとしても、最後の下げ1波を残すことになる。なお、この下げ波動を完了させた後は再度上昇波が開始される。その上昇波はサイクル級の第3波にあたるため底上から全面高の相場となりやすい。

・一目均衡
基準線(15778.44円)を突破したが、来週早々に基準線が下向きとなるほか、16100円付近で遅行スパンがローソク足にぶつかる。週足でも転換線(16079円)に上値を抑えられた格好。そのため形状はまだ強く無い。ただ、サイクル的には売り一巡のタイミングにあたり、11/22安値が底値候補とも言える。その場合はあと5週間ほど上昇が続く可能性がある。