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全面高商状続き、平均株価は415円高と大幅反発、下げ幅の3分の1戻し達成
23日後場の東京株式市場では、全面高商状が続いた。平均株価は終値で前日比415円68銭高の1万6316円32銭と大幅反発。7月9日の年初来高値1万8261円から8月17日の年初来安値1万5273円にかけての下げ幅の3分の1戻し(1万6269円)を達成した。引け後予定の福井俊彦・日銀総裁の会見を控え、伸び悩む場面もあったが、引け際のインデックス買いに引き締まった。GLOBEX(シカゴ先物取引システム)でのS&P500種株価指数先物、ナスダック100株価指数先物の堅調推移や、アジア株高も下支え要因となった。なお、日銀は金融政策決定会合で賛成8、反対1で金融政策の現状維持を決定したが、事前予想通りの結果となり、発表直後の市場への影響は特段見られなかった。
市場では、「急落後に3分の1戻しを達成し、戻りに期待が掛かる。信用収縮問題に対する不安感が改善されているのは間違いない。ただ、為替相場にらみの展開でもあり、1ドル=115円からどちらに振れるかがポイントになりそう」(準大手証券)、「地合いが強い訳ではない。売りが弱いだけ。買いそびれた投資家が手を出し、市場総計の指し値注文では売り買いが接近しつつある状況だ。反動高は続くと見られるが、いずれは売り物がどっと膨らみ、頭打ちの場面に出くわすだろう」(中堅証券)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1514、値下がり158。出来高は18億596万株。売買代金は2兆6205億円。東京外国為替市場では、1ドル=115円台後半(前日終値は114円86銭)で取引されている。
市場では、「急落後に3分の1戻しを達成し、戻りに期待が掛かる。信用収縮問題に対する不安感が改善されているのは間違いない。ただ、為替相場にらみの展開でもあり、1ドル=115円からどちらに振れるかがポイントになりそう」(準大手証券)、「地合いが強い訳ではない。売りが弱いだけ。買いそびれた投資家が手を出し、市場総計の指し値注文では売り買いが接近しつつある状況だ。反動高は続くと見られるが、いずれは売り物がどっと膨らみ、頭打ちの場面に出くわすだろう」(中堅証券)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1514、値下がり158。出来高は18億596万株。売買代金は2兆6205億円。東京外国為替市場では、1ドル=115円台後半(前日終値は114円86銭)で取引されている。