2016年クリスマス公演舞台:「それ!ぼくのだぁ」再演~第四幕”おかえりその1”~<8> | What aわんだふるワールド

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がむばるベアーズ:マンセル、グラハムくんの奮闘日記。

≪第三幕後半からの続き≫



アメリカへ向けて船に乗り込んだ、裕子さんとボビー。
 

その途中で見る沈没現場海域を、二人はどんな気持ち

 

で見つめていたのだろうか・・・。


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裕子:「あなた・・・、今迎えに行きますよ・・・」。

 

ボビー:「外は寒いねぇ」。

 

ボビーにはよく分からないが、裕子お母さんとの

 

二人旅は。何故だかウキウキしていた。


 

警察署は・・・、どこかしら?

 

ジャック記者から聞いた住所だと・・・、

 

この辺りなんですけど・・・。


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ボビー:「すんごい人の数だねぇ、お母さん」。

 

裕子:「そうねぇ、ボビー。車に気を付けなさいね、

 

お母さんと手をつないで離れないように」。

 

慣れないニューヨークを二人は歩いて探した。


 

マクレイン警官(二役):「どうも、連絡を頂いた裕子さん

 

ですね?」。

 

裕子:「はいぃ。御連絡を差し上げました裕子でしゅぅ」。

 

ボビー:「ぼくは、ボビーだぉ」。

 

マクレイン警官:「はじめまして、ボビーくん。ようこそ

 

ニューヨークへ。じゃないですね気分としては」。


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マクレイン警官:「ジャック記者は、私の兄なんですよ。

 

今回の漂着物の身元が分からないので、兄にも協力

 

してもらって新聞に載せて情報を募った訳ですよ」。

 

裕子:「そうだったのですか」。

 

マクレイン警官:「1週間前に東海岸に漂着した時に、

 

通りかかった兄妹が見つけて届けてくれたのですよ」。

 

「こちらです。ご確認を願います」。


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マクレイン警官:「こちらがかばんですね」。

 

「Tシャツ、ズボン、蝶ネクタイ、たばこ、

 

計量スプーンと、小型包丁にフォークも・・・」。

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そして、ボビーは見つけた!

 

 

 

「それ!ぼくのだぁ」

 

 

 

 

≪第四幕後半へつづく≫