ムラコシアターから泉岳寺へひとり歴史散歩で補修授業  | What aわんだふるワールド

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がむばるベアーズ:マンセル、グラハムくんの奮闘日記。

さてさて、また久しぶりに東急東横線、学芸大学駅へ


降り立ちました。


やれ、撮影会だ。やれ、演劇だ。やれ、仕事だと・・・。


思いのほか実は学芸大学へ来る機会が増えて、不思議な


もんですね・・・。



(東急東横線、学芸大学駅)



(からのぉ~)


もしゅもしゅ、チェリッシュのTEAM那須塩原参上!


(アングルを下げまして)


もしゅもしゅ:みなさんこんにちは!お昼休みにごゆっくり


読んでくださいね。


チェリッシュ:みなさんこんにちは!私たちは学芸大学へきました。


大学ってどこなの?



えぇ~・・・実際に大学はありません。


あと、隣の”都立大学駅”にも都立大学はありません。


首都大学東京だったかな?


駅名は残りつつも、周辺の時代はどんどん変わってますからね。



(あっちらしいね)


もしゅもしゅ:あっちに・・・なんかあるよ!?


チェリッシュ:あそこのお店で牛丼でも食べましょうよw。


もしゅもしゅ:えっ!?急になんで???



マジで、空腹でした。ですので食べてからいざ劇場へ。

(という訳で・・・)


千本桜ホール前へやってきました。


もしゅもしゅ:ここ・・・?劇場なの???


チェリッシュ:普通のマンションじゃないの???



確かに一見するとマンションですが、テナントビル?みたいな


感じなんですが・・・。


実はね、今回のムラコシアター5218のフライヤーがですね。


前回、この2くまと一緒に撮影した楠本あずさちゃんがデザイン。


表はエンドケイプさんを表を、裏をあずにゃんが担当し完成して


いるわけですが・・・。


フライヤーの写真撮ってませんでした・・・すみません。


という訳でして、みなさんとはここでお別れしますよ。


外観をご覧下さい!


(観劇中)


このブログでも封印している”下ネタ”なんですが・・・。


なるたけ下衆にならないように注意しますが。


よく都市伝説的に言われている。男女共に30歳までに男女の


交わりや営みがないまま過ごすといわゆる”魔法使い”


になるというアレ・・・の話。


そんなある日、あるアパートの一室で独り暮らしの女性の死体が


発見されるところから始まる訳ですが。


損傷も酷く身元が分からない、不自然なほどの損傷の激しい死体


が発見されるところから始まる・・・。


そんな中シーンは変わり、誰か人を探して歩くムラコさん・・・。


ムラコさんの周りを無邪気に走り回る男の子とその姉・・・。それを


微笑ましく眺めるムラコさんが、その二人のトンチンカンな会話に突っ


込みを入れまくる。ムラコさんも人を探しているところのようなんだが・・・。


そんなショートコントのような話が幾つかで構成されているのだが・・・。

(その子供がゆくゆくは自分と姉の子供の頃だったと判明するのだが)



高校のある一室、ムラコさんは高校教師だが。まだ一度も男女の


交わりを持った事のなく内気でモテたことのない男性教師。


もう少ししたら魔法使いになるかどうかのキワキワな頃・・・。



30歳を越えると魔法使いになれると同時に、願い事を自分や身内


の人に願いを叶えてしまうと、命をなくすという。


更には、1人でも経験すると魔法の力は失われ。


100人以上の経験があると、誰が魔法使いなのか?その人の経験


人数の数を見抜く事ができるんだそうな・・・。



そこへ謎の男がムラコさんに接近してきて、自分の生徒達の経験人数


を知ろうと思い、生徒達の経験人数を見てしまう。


クラスの生徒を見てみると・・・。一番真面目そうな女の子は既に経験済み。


モテそうにない男子は案の定0人。


硬派なヤツかと思いきや、男女共に1人ずつ経験しているという兵まで。


遊んでいる男子生徒は100人越えで、先生が0なのも知っていた。


遊んでいそうな女の子も0人なのも驚きだが、一際影のある女の子


も0人で・・・。しかし、ムラコ先生が思いを寄せる保険の先生は100


人を越えていて、保険の先生もムラコ先生が0なのも実は最初から


お見通しだった・・・。


保険の先生もムラコ先生を利用しようとして接近してくる・・・。


そんな0人である魔法使いを見つけ出し、自分の願いを叶えさせて


もらおうと。あの手この手と画策するのだが・・・。



大人になって、どこにいるのか?消息も安否も分からない姉を探して


いるムラコさん。大学の同じサークルだった人とのツテを頼りに探し出


そうとしていた。


姉は牧野ステテコさんで、高校時代から現在に至るまで経験人数は0。


当然彼女は魔法使いになっており。


近所の子供に色んな願い事を叶えさせては、喜ばせていたのだが。


その姉を探し当て、自分の願いを叶えてもらおうと接近するも・・・。


実は、最初に亡くなっていたのはムラコさんの姉牧野ステテコさんで。


彼女は、生き別れた弟の幸せを願って、自らの命を自分のアパートの


一室で願いひとり静かに果てていた・・・。


身内の人間への願い事は命と引き換えだと知りながら、願ったのだ。


しかし、弟は100人以上との経験を持ち、姉が魔法使いである事を


最初から見抜いていた。弟は姉に計画的に接近を図っただけだった。


姉の命と引き換えに、自分の将来の幸せの保証を得たムラコさんが


暗い劇場のピンスポットに不適な笑みだけを浮かべていた・・・。



モデル:ムラコ(ダートに描かれた似顔絵)

ブログ:ムラコの競馬サークル

http://knetg.com/murako_keiba/index.html

Twitter:https://twitter.com/summit_murako

ムラコシアターHP

http://www.toki-e.com/murako/


今まで色んな方の写真を使って紹介してきましたがw。


6年ブログやって初めてです。


東京競馬場のダートコースに描かれた似顔絵を使って


人を紹介したのはw!


普段ならば過去映像で代用させてもらった訳ですが、


1枚もないので、こんなのは初めてですwww。


ムラコさんの写真なんて、探せばゴロっごろ転がってますが


あえてそこを拾いませんからw。うちはねwww。


お笑い芸人さんを虐げるファンシー路線のクマなもんですのでw


すんません・・・www。


それにしても・・・実に面白い内容、作品、脚本演出で。


それぞれに散りばめられたようなショートコントのようなものが、


実は人間の欲望というラインで一本で繋がっていた訳で。


2回目の公演がどんな作品になるのか?的な期待も大いにして


おきたいくらい。


終演後にちょこっとだけお話させてもらいましたが。


またどこかでお会いできるのを楽しみにしております。


経験人数100人を越えた人、全員が何らかの企みを持っていて


魔法使いへ接近をしてくる訳で。


その辺の人間の汚い欲望を、誰もが持っている事を改めて光を


当てられているようでした。


ぼく等も思わず、”そーなると、アイツも魔法使いだな・・・何か願い


叶えてもらおうか?”ってよぎりましたものね・・・。怖い怖い、人間って!


ちなみに、黒い幕さん・・・魔法使いではありません。


一応いらない情報言っておきます。誰かの夢を応援できるような


魔法使いにはなりたいとも思いますが。自分も納得できる形でね。


(んでは!次へいこうか!?チェリッシュさん!)


もしゅもしゅ:今日はぼくね・・・次の予定知っているんだよ。


んじゃ、次行こうか!?


チェリッシュ:へっ!?どこへ行くの・・・?


へんなところ連れて行こうというんじゃないわよね!?

(こういう舞台終わりなだけに、慌てるチェリッシュさんw)



という訳で、こちらへ再び来訪~という訳で。


(都営浅草線、泉岳寺駅です)


(入り口からのぉ~)


(はい!来訪~!)


もしゅもしゅ:みなさぁ~ん!こんにちはぁ~w!


チェリッシュ:さっきも今日の挨拶したよねw?


もしゅもしゅ:でも一安心でしょ、お寺ですよ。


チェリッシュ:慌てた私の方が恥ずかしいじゃないの!



(アングルを下げまして・・・)


もしゅもしゅ:ほら、この前リアル歴史散歩でここへ来たじゃ


ないですか・・・。でね、まだぼく等・・・ここを全部観ていない~。


それは大問題ですよぉ~w


チェリッシュ:問題ありませんよ・・・一応来たんですもの・・・。


この前ね・・・改めて来る必要ありましたかぁ?


スルーしても誰からも咎められないと思いますよぉ?



んじゃまぁ・・・ね。騙し騙し行きますか?ねっw。


(という訳で・・・)


泉岳寺の入り口へやってきました。


(どーですか?お二人さん。楽しんでますかぁ?)


もしゅもしゅ:どーですか?チェリッシュさん。


なんだかこう・・・ありがたい感じがする場所ですよね?


チェリッシュ:特に私。お寺散策した事があまりないから、


ありがたいとか思う事あんまないのよね・・・。


でも、歴史の勉強~っていう事で着ているのよ・・・。



泉岳寺といえばね、この方ですよ・・・。

(大石内蔵助さまの銅像です)


もしゅもしゅ:あぁ~大石さまの銅像だぁ・・・。


あなたは・・・本当に偉かったんですねぇ~・・・。


チェリッシュ:あ!私でもこのお方のお名前は知ってます。


忠臣蔵の・・・あのお方ですね。


(こちらは、浪士全員のお墓の配置図)


ここに眠る浅野内匠頭長矩様へ、吉良上野介の首を奉げて。


見事仇討ちに成功せしめりと!


墓前に報告へやってきた、46人の浪士達・・・。


(お墓の全景)


最初の配置図を見ながら、大石主税や堀部安兵衛等の


お墓もここにありまして。


主君を囲んで、彼等家臣たちの忠義を貫いた生き様を


感じる事ができる場所な訳で・・・。


行った事はないけれども、西南戦争で亡くなった西郷隆盛


さんのお墓の周りに。最後まで山に立て篭もって戦った志士


達と同じ様に。


主君を囲んでいるかのようなお墓の数々は、日本の東と南


にあるんですねぇ・・・。



(首洗い井戸)


両国の吉良邸跡にも、首洗いの井戸があるのですが。


泉岳寺に到着してからも、改めてこの井戸で吉良上野介


の首を洗ったようでして・・・。


時代劇の最後の行進を見ても、白い布の下側は吉良の血で


真っ赤なのを思い起こせば。


完全に血抜きして綺麗にしてから墓前に献上したんだろうな


と・・・。その時代劇での映像とリアルとをここで整合させてみ


ると。思わず納得してしまう訳ですねぇ。



(こちらはですね・・・)


浅野内匠頭長矩が切腹し、首を落とされたときに。


その血が吹き飛んでこの石に飛び散ったそうな・・・。


その石をこちらへ移動させてきたものだそうな。


とにかくここで、血で血を洗う出来事が思いこされるわけです。


ちなみに、新橋のJRAウインズ近くで切腹されたのですが。


その石碑があったのですが・・・道路工事でどっかへ行って


しまってますの。



(これは・・・?)


これがですね、来年のザッケローニ監督が構想するサッカーの


フォーメーションではありませんよw。


当然でしょ?人数多すぎるものねw。


攻撃的な布陣とかいう訳ではないですよ、松木さんwww。


両国から泉岳寺まで、47人の赤穂浪士が歩いて帰る。


凱旋パレードの人員配置図。


大石内蔵助は真ん中からやや前目。


吉良上野介の首を持ったのが、前から3列目付近に。


この列を見たさに、銀座や日本橋に多くの人が見に沿道へ江戸町民が


殺到したそうですが・・・。


ここで、歴史の裏知識でひとつ・・・。


浅野内匠頭長矩の元、家臣はおよそ400人ともいたといわれており。


その大老職が大石内蔵助であり、家臣とその家族を合わせると3000~


4000人はいたであろうと・・・。


その中で、主君の仇討ちに参加できる家臣が。一人二人と脱落して


行き。なかなか仇討ちの様子を見せない大石に付いて行けず、


泣く泣く離れていった浪士や、他の藩へ移動したりで・・・。


この列に参加したくてもできなかった、多くの赤穂浪士もいた事を


ちょっとだけ忘れないでもらいたいな・・・ってのと。


何でお前は主君の仇討ちに参加しなかったと、後日批判もされたり


して。肩身の狭い思いをしていた元赤穂藩浪士の事も忘れないよう


にしたいですね。


この隊列に参加して喜んだ家族や身内もいれば、参加できずに


悔しい思いをしていた家臣や家族もいた訳で・・・。


この隊列は47人であって、47人だけの”彼岸成就”


ではなかったことを知っておいてください。



ここは博物館といっしょに、47人の木像も別建物に


展示されている訳でして。


是非とも中を見学してみてください。


撮影禁止なので、ナレーション対応でした。

(それでは帰りましょう)


もしゅもしゅ:チェリッシュさん、明日からぼくを。


大石くま蔵助と呼んで下さい!


チェリッシュ:やぶからぼうに、びっくりするような事


いわないでね。



という訳で、泉岳寺をじっくりと歴史散歩して参りました。


またひとつ、良い勉強になりました。