【舞台:65年目の恋文(ラブレター)第3幕⑬】 | What aわんだふるワールド

What aわんだふるワールド

がむばるベアーズ:マンセル、グラハムくんの奮闘日記。

~閉店後の店内にて~


マンセル親方:グラハムくん!ちょっと良いかい!?


話があるんだけど・・・。


グラハム:親方!何でしょうか・・・?


こっちの仕込みが後少しなんですが、その後ではダメ


ですか・・・?


What aわんだふるワールド


突然呼びとめられて、作業の手を休めたグラハム。


マンセル親方:直ぐ終わるから、大丈夫だ・・・。


グラハム:あ、はい・・・。



マンセル親方は、手に何やら書類を持っていた・・・。

What aわんだふるワールド

マンセル親方:前々から、ずっと渡そうと思っていてな・・・。


忘れていた訳じゃないんだが・・・。


お前にとっては大事な書類があってな・・・。覚えているか?


お前がそこの入口から入って来た日の事を・・・。


そろそろ、あの日の約束を果たして貰おうと思ってな・・・。


この前、学校へ行って書類を貰って来たんだ・・・。

What aわんだふるワールド


マンセル親方は、その書類を見せた。


“夜間中学校 入校案内”

What aわんだふるワールド


マンセル親方:明日から、お前中学校へ行け!


これは、親方として最後の命令だ・・・。


ちゃんと、中学校へ行って。卒業して来い!大事なのはな、


卒業する事だ。行くだけではダメだぞ。


何年かかっても良い!中学校へ行って、卒業して来い。

What aわんだふるワールド


グラハム:親方!ぼく・・・仕事は・・・。


マンセル親方:店の方は大丈夫だ、ここのところ客入りも


減っちゃったのも芳しいが、お前を学校に送り出すのに


一人でふんぞり返っているヒマは無い!俺も働かないとな。


もしゅもしゅくんも、立派に独立させたんだ!


今度はお前の番なんだぞ!


昼間は、今まで通りやってもらって。夜間中学だから・・・、


20時~入れるそうだから。シフトを少し変えるだけで学校へ


行けるから。心配すんな。


グラハム:で、でもぉ~・・・親方・・・。


中学校行くのに、お金かかるんじゃ・・・?

What aわんだふるワールド

マンセル親方:がはははははは・・・www!


何言ってやがんだ!


そこは中学校だぞぉwww文部省公認だwww!


“義務教育は原則無料”


だっw!時間だけあれば、勉強できんだw!行って来い!!


カネかかる時には、こっちで出してやるから心配すんなw!


What aわんだふるワールド


グラハム:親方!!ありがとうございます・・・。



グラハムは、うっすらと涙を流した・・・。

What aわんだふるワールド


グラハム:明日からぼく・・・中学生なんだ・・・。


小学校出てないのに・・・中学生なれるんだね・・・。


って、親方!


そこに足と手を入れたら繋がりおかしくなるでしょwww。



マンセル親方:ういういw!親方の良い演技だったっしょwww!


引き続き、【舞台:65年目の恋文(ラブレター)第3幕⑭】


をご覧ください。↓:下へ下げて行って下さい。