~グラハム、小学校2年生の事だった・・・~
グラハム:お母ちゃん!おはよう!そろそろ学校行くねぇ!
お母さん:あら!?まだ早いんじゃないの?こんなに早く
行くの!?
貧しい家庭を支える為に、グラハムも少しずつ家計を支える
親孝行な子供だった・・・。
だが、実はこの頃グラハム少年は、親にも内緒の事があったのだが。
グラハム:飼育係の子に手伝いを頼まれちゃって・・・。
ニワトリのたまご集めるんだよぉw
お母さん:そーなのぉ~?気を付けて行くのよ・・・。
グラハム:はぁ~い!
お母さんは、毎日玄関までグラハムくんを見送ってくれる。
グラハム:お母さん!ちゃんと風邪治してね!ゆっくり休んでね!
お母さん:そうね!ちゃんと風邪を治さないとねっ!
お父さんにもちゃんと、行ってきます!って言いなさい。
グラハムの父と言っても、お母さんの再婚相手で。
昼間から酒を飲み。まともな職にも付かず。
もっぱら収入は、お母さんのパートと内職だけだった。
グラハム:ちゃんと今日は休むんだよっw!
お母さん:はいはい!わかりましたw
グラハム:お母ちゃん病気になったら困るよっ!
グラハム:おとーさん!行ってきます!
お父さん:ふぁ~!?行って来い!!
お母さん:いってらっしゃい!道端でクマに逢ったら
逃げるのよぉ~w!
グラハム:お母さん・・・何言ってんだろぉ~。ぼくくまなんだけど・・・。
ってか。お母さんがきつねって・・・おかしいよね???
あっちの方があるかなぁ・・・?
これが、グラハムとお母さんとの最期の時になろうとは、
本人達は思う訳もなく・・・。
いつものいつもの様な1日が始まったように思えたのだが・・・。
引き続き【舞台:65年目の恋文(ラブレター)第2幕⑥】
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