舞台:「それ!ぼくのだぁ」~第四幕”おかえりその1”~<8> | What aわんだふるワールド

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がむばるベアーズ:マンセル、グラハムくんの奮闘日記。

≪第三幕後半からの続き≫



アメリカへ向けて船に乗り込んだ、裕子さんとボビー。

その途中で見る沈没現場海域を、二人はどんな気持ち


で見つめていたのだろうか・・・。


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裕子:「あなた・・・、今迎えに行きますよ・・・」。


ボビー:「外は寒いねぇ」。


ボビーにはよく分からないが、裕子お母さんとの


二人旅は。何故だかウキウキしていた。



警察署は・・・、どこかしら?


ジャック記者から聞いた住所だと・・・、


この辺りなんですけど・・・。


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ボビー:「すんごい人の数だねぇ、お母さん」。


裕子:「そうねぇ、ボビー。車に気を付けなさいね、


お母さんと手をつないで離れないように」。


慣れないニューヨークを二人は歩いて探した。



マクレイン警官(二役):「どうも、連絡を頂いた裕子さん


ですね?」。


裕子:「はいぃ。御連絡を差し上げました裕子でしゅぅ」。


ボビー:「ぼくは、ボビーだぉ」。


マクレイン警官:「はじめまして、ボビーくん。ようこそ


ニューヨークへ。じゃないですね気分としては」。


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マクレイン警官:「ジャック記者は、私の兄なんですよ。


今回の漂着物の身元が分からないので、兄にも協力


してもらって新聞に載せて情報を募った訳ですよ」。


裕子:「そうだったのですか」。


マクレイン警官:「1週間前に東海岸に漂着した時に、


通りかかった兄妹が見つけて届けてくれたのですよ」。


「こちらです。ご確認を願います」。


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マクレイン警官:「こちらがかばんですね」。


「Tシャツ、ズボン、蝶ネクタイ、たばこ、


計量スプーンと、小型包丁にフォークも・・・」。

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そして、ボビーは見つけた!




「それ!ぼくのだぁ」





≪第四幕後半へつづく≫