〈物語〉
緑豊かな森に囲まれ、たくさんの人や動物たちがゆったりと暮らすヴェーク王国。
誰もがその美しさを称えるロズム城には、優しい王さまとお妃さまがいて、みんなを見守っています。
ですが、亡くなった側室との間に生まれたお姫さまは、決して中から開けることのできない、頑丈な塔の中に閉じ込められていました。
どうしてそんな目に?
城の兵士たちは様々なうわさ話を口にしますが、真相は誰にもわかりません。
ああ、なんて不憫なお姫さま。
でもお姫さまは、塔の外へ出ることができなくても、ちっとも寂しくありませんでした。
糸を紡ぎ、大好きな洋服を作りながら、自分を慕ってくれる動物たちと一緒に穏やかな日々を過ごしていたのです。
ところがある日、お姫さまの所へ王さまの弟がやってきて、短剣を手渡しました。
王と王妃は死んだ、お前もこれで胸を突き刺せ。
そう言って、死を迫ったのです。
お姫さまは震える手で短剣を取り、命令に従おうとしました。
そのとき、大好きなお姫さまを守ろうと、動物たちが一斉に襲いかかったのです。
深い森の中へ逃れたお姫さまの手に残されたのは、母親の形見の小さな袋と、お気に入りの本だけでした。
本当に困ったことが起きるまで、肌身離さず大事に持っていなさい。
形見を渡されたときの王さまの言葉を思い出したお姫さまは、恐る恐る中をのぞき見ます。
するとそこには、まるで美しい宝石のように輝く、七色の粉が入っていたのです……!
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総評 ★★★★☆
感動しました。泣けたわ。汚れた心が洗われるようでした。
話も長くないし、ちょっと短いかなって程度で、ちょっとおや?と思わせる展開があり、苦手な死ネタもあったにもかかわらず、そこまで大きな不満はなかったかな。サクっと終わらせられるゲームでした。
システム ★★★☆☆
スキップは早くて最高でしたが、巻き戻しと選択肢へのすっ飛ばしができないのが微妙かな。
1番困ったのが、FMMSシステム。なでなでモフモフするやつね。
最初手でやってたら、そのつもりはなくても叩いたりしてしまうらしく、なかなか上手くいかなくて、最後にはアナログスティックに収まりましたw
繊細な作業は特に苦手だわ……(疲)
後、声は出るわけじゃないけど、名前はいつもデフォから変えるんやけど、名前を設定するのに呼ばれたい方じゃない方を呼ばれるから、両方に同じ名前入れる感じになるからなんか変(苦笑)
シナリオ ★★★★☆
不思議なおとぎ話みたいな感じで、なかなかメルヘンで、多少のいざこざはあるけど、全体的に優しくなれるようなあったかいお話でした。ほんわかしちゃうわ。
ディ〇ニーみたいなw
でも死ネタあるから、そこまで平和ってわけではないか。
サブキャラに関しても、色んなキャラが出てくるのもマンネリしなくていいし、何より皆イケメソw
GOODもBADも死ネタ以外は、特に不満はなかったです。
イラスト ★★★★★
綺麗だし可愛いし言う事なしっ!人間も動物も両方素晴らしいですね。
この人の絵って前から思ってたけど、ほんとに綺麗。ただ、魔女は美人というより男前だった←
音楽 ★★★★☆
ぴったりと合った音楽ばかりだった。落ち着いた雰囲気のものが多かった。若干ゆっくり系が多いから、ちょっとだけ眠くなるw
キャラクター ★★★★☆
イケメソ揃いで、たまらないです。目の保養ですな。敵ですらイケメソ揃いだし、なんか存在してすいません状態だわ。
声優 ★★★☆☆
十分豪華だとは思う。特にサブキャラまでもが豪華だった。私的にはそこまでって人も苦手な人もいますが、こんなもんだと。
糖度 ★★★☆☆
普通かな。甘すぎず、だからといってドライってわけでもない。私は激甘派なのですが、ストーリー的に見ても普通に妥当な甘さかなと。この話に激甘なら、ちょっと違う気もするし。
■ユゼフ(声:羽多野渉)
生まれてすぐ母親とはぐれ城の敷地内に迷い込んでしまったクマ。
城の兵士に殺されそうになっていたところをユーリアに助けられた。子供の頃から育てられたため、ユーリアのことを母親のように慕っている。
見た目に反して気が優しく、暴力は嫌いで、暗い場所と隅っこが大好き。腐った物を食べてもお腹を壊さないという特技がある。
追い込まれると本領を発揮し、暴走モードに。
可愛いクマさんでした。こんな可愛いクマさんなら、そりゃなでなでモフモフするわ。
見た目も1番タイプだった為、1枚絵に夢中ななってたわ。プレイしてて楽しくて仕方なかったですw
中身は子供っぽくてちょっとおバカさんではあるけど、純粋で無垢で汚れがない感じがあって、そんな彼が主人公に恋をして、愛を知っていくうちに、どんどん大人になり、少しづつ成長していくのが見れて、これこそ母親の気分ですw
主人公を大切に思って行動するとこも、彼の最大の強みではあるのかな。
警戒心のなさには、若干イラっとしましたが、グッドEDではそれすらもいい方向へ行くので、バカ正直も2次元では助けになるんだなと思った←
最後には、完全に大人と化した彼に心持ってかれるかの如く、色気爆発な彼に翻弄されてましたね。エロかったわw
イチャコラに邪魔が入るってのもお決まりだわなw
邪魔が入ってもめげずに誘うとこも、なんか……ご馳走さまでしたwww
■ヘンリク(声:木村良平)
ヴェーク国王と王妃を暗殺したフベルトの息子。
主人公とは従兄妹の関係だが、彼女のことを実の妹のように大切に想っている。
王になるための教育をフベルトから受けてきたが、庶民感覚に乏しく財力や権力だけで物事を解決しようとしてしまうことがある。
主人公大好きなのが1番わかりやすい人でした。
下心とイジられてますが、最初は純粋に主人公を心配してついてきて、主人公達と行動を共にします。粉かぶっちゃうという、可哀想な結果になりますが、城を出て世間での暮らしの難しさという壁にぶち当たりますが、妙に素直でまっすぐで純粋で世あたり上手で、器用な人なので案外すんなりと馴染んでて、彼は王座より庶民が合ってる気もせんでもないですがw
ヤンデレてくれるのを期待したんですが、まさかの死ネタとか、もう絶望だわ。
素敵お兄さんポジションから、恋人ポジションへ行くのはなかなか難しいかと思ったけど、そうでもなくて、どっちかっていうと主人公のがヘンリクを意識しまくるという設定で、お互い好きなのになかなか進まないのが歯がゆくてもどかしくて、それでも何か愛らしく感じてしまうわw
甘さはユゼフのがあったかなと。可愛くて、シンプルな2人でした。
■ミアーシュ(声:代永翼)
野生の動物に襲われ、重傷を負ってロズム城の敷地内で倒れていたところをユーリアに保護されたカナリア。
怪我が治り、再び飛べるようになった後もユーリアのそばから飛び立つことはなかった。
天真爛漫な性格で常に騒がしく、誰とでもすぐに打ち解けることができる。歌とゆで卵が大好き。
見た目が女すぎて、いまいちときめかないわ。いくらなんでも女感出すぎ。
すげぇ重たい話しだったわ。彼には心を蝕む罪の意識みたいなものがあって、それをただ悩んだりするだけならまだいいんやけど、その罪に関係する人物が現れた瞬間、もうイライラしかしなかった。
ネガティブ発動で、ずーっとマイナスな気持ちばっかが浮き彫りにされてて、カナリアを助けたいと願う優しい彼だからこそなんだろうけど、くどいなと。悩みとか罪の意識はくどいのが当たり前なんやろうけど、乙女ゲームにこのくどさを出してきたら、私からしたらただ重くて暗いだけのイメージしかない。
後、主人公があまりにも何もしなさすぎて、主人公のおかげでみたいな展開が不自然すぎた。今までの乙女ゲーム主人公みたいに、何か気が利く言葉でも口にするんかと思ったけど、珍しく何も無かった事に驚きを隠せない(苦笑)
■リシャルト(声:諏訪部順一)
ヴェーク王国に献上された白馬。
その毛並みの美しさをヴェークの王や貴族たちが絶賛したが、人を乗せることを頑なに拒んだため処分されそうになっていた。
月に一度だけ許されていた外出で城内を歩いていたユーリアに助けられ、塔で暮らすことに。
ユーリアに助けられたことにとても恩義を感じているが、その感情はめったに表に出さない。
クールで聡明で、何かとお兄さんポジションにいる人。自分の過去を分かりつつも主人公の側にいて、ピスキスに逃亡してきてから彼の運命が一気に動き始める感じ。あまりにスピーディーな展開に、わかりやすさすら感じたわ。ただ、やっぱり何で魔女が主人公を求めているのかは分からないままで、いまいち状況が読めない。なにやら魔女には何かあるのは分かるんやけど、誰√で真相が分かるのやら……
彼には王座が凄く相応しいね。主人公は王女って感じはしないけど、主人公が主の国は、かなり優しい国になるんだろうな。ちなみに、ミアーシュ√で全然だった主人公も、リシャルト√ではやたらしっかりしてたな。自分の意思をしっかり口に出してたし。ただ、やっぱり大事なとこで黙ってしまう辺り、優しすぎるというか、世間知らずな感じが出てたな。あまりに度が過ぎると、偽善者の域だわ←
リシャルト√で真相分かるかと思ったけど駄目だったな。リシャルトの剣舞で何かしらの反応を見せるって事は、何か力でも持ってるんかしらね……
いやぁ、しかし側近までイケメソとは何ていい国なんだ←
■魔術師(声:櫻井孝宏)
主人公たちが道中で出会った趣味で魔女の研究をしている男。
魔女に呪いをかけられフェレットの姿に変えられてしまった。
薬の調合が得意で、動物を人間に変える虹色の粉を作ることができる。
『冥黒の魔術師』と名乗っているが、
あやしい言動からリシャルト達には『変態』扱いされている。
やべぇわ……めっちゃ泣いたわ……やばいくらい泣いたわ……
この人の√でやっと真相が分かった。猛獣使いと繋がってるっぽい話なんだろうな。猛獣使いやってないから分からんけど、それっぽい動物が回想で出てきたし。これはますます猛獣シリーズ制覇せねばやな。
黒幕の予想ははずれたけど、正体分かったら分かったで、意外にすんなり納得できたわ。何よりただ腹立つクソアマかと思ってたアデーレが格好よかったわ。生き様が潔くて、この√の彼女は好感が持てましたね。
で、仲間の主人公への愛とか絆とかほんと感動する。何があっても主人公を暖かく見守って、身を呈しても守って、必ず一緒にいるって決意の強さに、後半は涙が止まらなかった。
もちろん主人公の置かれていた悲しい状況とか、それを想う人の優しさとかもいいけど、何よりそんな状況でも自分を犠牲にして、大切な人を何より1番心配して救おうとする主人公の行動に感動しましたね。この√の主人公はかなり格好よかった。
■If√
大団円てやつやね。
全員が主人公のいる塔にいて、みんな仲良く過ごすっていう、ありえない話しです。おとん生きてるし、叔父ですら励ましてくるからなw
サブキャラ達との絡みも結構あって、アデーレもやたらいい人やし、イグナツィにも甘やかされたし、バルトルトの素顔も軽く垣間見えたし、あまりにもイケメソだらけで、もうなんかやたら得した気分ですw
まぁ、ゲームにはならんが、これはこれで争いの全くない、平和な雰囲気を味わえるからいいとは思うけどね。
まさかのスチル足りないやつがここにあるとはwww
■ルドヴィク(声:日野聡)
4年前にロズム城にやってきた猟犬。
横暴な飼い主に懐かず、暴力を振るわれそうになっていたところをユーリアが身体を張って助けた。
警戒心が強く、よそ者にはなかなか心を開かないが、主と認めたユーリアに対しては忠誠を誓っている。
ユーリアのことになると後先を考えずに行動してしまう癖がある。
可愛いワンワンだったわー。犬を真似るとか全くなしで、普通にワンワンと字を読むように鳴かれた時には、キュン死するか思たわ。
彼が1番主人公に引っ付いてた気がする。犬は忠実て言うけど、全くその通りに引っ付いて離れなかったし、主人公を傷つけようとするものから守ろうと、どのキャラよりも頑張ってたね。ただ、若干考え無しに動くから、事態をかき回したりしてた節はあるけど、主人公を思うがゆえという意味でも、いらんことしても対してイラっともしなかったかな。主人公の役に立とうと守ろうと必死で、1番頑張ってたように見えました。なので、姫は俺のだ的な展開にも萌えに萌えましたとも。
日野パワーだから余計に恐るべしだわ。
最後には、周りの状況を見ながら、どうやったら上手くいくかとか、しっかり判断できるようになったり、少しづつ成長していく感じもあって、少なからず母親のような心境になったりしたわw
人の姿になっていても、姫大好きな可愛いワンワンでしたw
さて、ほんとにサクっと終わってしまいました。
FDがいつ出来るかは分からんが、楽しみにしつつ、次は喧嘩番長乙女マイハニーやる。
吉良君に会えるー(*´ 艸`)