赤ちゃん育児を思いだす | メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

オーストラリア メルボルンにて、2009年2月生まれの娘ローズと、2013年8月生まれの息子ディー君の子育てに励む日々。

メルボルンでベビーシッターサービスを提供しています。

現在、昼間はまったく仕事をせず、拒食症の娘の看病にかかりっきりです。

過去1年間、入退院を繰り返してきた娘。

今回、退院してから家で4週間を過ごし、最高記録を達成しました!

これまでは水もなかなか飲めないので、1週間か2週間で病院にもどらなければならなかったのが、

15回の入院を経て、家で水を飲み、ヨーグルトやベビーフードなどの流動食がすこし食べれるようになり、

4週間ずっと家で過ごせています!

そして、記録はまだ更新中ニコニコ

 

でも、病院のようにチューブから食事を流し込めるわけではないので、

家での食事は本当に壮絶です。。。食事の時間になるとストレスで自分を痛めつけるので、まずはそれを止め、

なだめて席に座らせるまで30分以上。自分でスプーンは持てないので、赤ちゃんに離乳食を与えるように

わたしがスプーンを口までもっていきますが、一口目の口が開けられるまで10分はかかります。

一口ずつ、辛抱強く食べさせ、一回の食事が2時間。

それを1日3回。それでも1日400キロカロリーも取らせられません。

週に2回はナースの検診(体重チェックと、心拍、血圧の検査。病院に搬送されるかどうかのギリギリの値を4週間保ってきました)

そして週1回は専門家とのミーティング。

 

鬱もひどく、人とはまったく会えません。ダディと会うことも一切拒否し、ドクターにもナースにも一言も発することなく、

話すのはわたしだけ。

自傷が絶えないため、一人でおいておくことはできません。とはいえ、息子のお迎えや買い物などで短時間一人にすることはあります。でも気になって気になって、何度も電話して無事を確認する状態。

 

わたしは、自分の時間は、皆無です。

家にいるときも常に娘の状態に気を使い、寝ている時だって、息をしているか確認しにいったりします。

 

何も建設的なことをせず、毎日、辛い日々をただただ繰り返していて、

自分の楽しみも、したいことも、すっかり忘れてしまって、

とにかく娘を死なさないように、どうすれば良くなるのか誰も教えてくれないけれど、

とにかく今日も生きさせるために必死に頑張る日々。

 

せっかく楽しんでいた保育園の仕事も1年休んでいます。

自分のお友達とのキャッチアップもずっとできてない。

社会から切り離されたような感覚。

 

そして、別居中の旦那からも、だれからも、このしんどさを認めてもらえません。

 

娘がリトルマーメイドの映画を観たがったので、先週末に観に行ってきたのですが、

息子は興味がないというので、その間旦那に預けることにしました。

それが不満だったのか、

「ローズは学校も行ってないし、君は仕事も何もしてないんだから、平日昼間に行けばいいじゃないか。」だって。

 

もう、彼に認めてもらおうなんて気持ちは何年も前に失せて、そんな人だってわかってるけど、

それでもそういう言い方をされると悲しくなる。

何もしてないって言われる。

フルタイムのワンオペ看病は、本当に本当に大変なのに。。。

 

・・・この感覚、自分時間がゼロで、本当に大変なのに、何もしてないって思われて、

だれにも感謝されず、認められず、

自分に価値がないように思えて、社会から切り離されたような気分、

 

思い出した。専業主婦で、赤ちゃん育児してたときに、まったく同じ気持ちになっていました絶望

 

子供たちがすくすく育って、幼稚園に行き、学校に行くようになり、しっかりした自立した子になってくれて、

わたしも仕事ができるようになって、平日昼間に自由時間も持てるようになって、

すっかり忘れてました。

 

そうだ、まさしく、この辛さでした。

何もしない旦那で、本当にワンオペで、文句だけ言われて、本当に本当に辛かった。

 

そして、この辛さをばねに、こんな思いをしているママの手助けがしたいと思って、シッターサービスを始めたんだった。

 

本当に久しぶりに、この感覚をまた味わっています笑い泣き

 

でも、あの頃のわたしとの違いは、どんな瞬間も、ずっと続くわけじゃないってわかってるってこと。

あんなに辛かった新生児、乳児育児も、今思うと本当にあっという間に過ぎ去り、

戻れるものなら戻りたいって思う。

 

今の看病生活には戻りたいとは思わないだろうけど、でも、こうやって娘と毎日一緒に過ごせること、

今の14歳の娘との時間、これは今だけ。

病気は、たぶん何年も長い闘病になるだろうけど、でもきっと永遠ではないと信じたい。

そして思い返したときに、この期間、自分が何もしてなかっただなんて思わない。

すごくすごく頑張ってきたし、きっと、ものすごくスローペースだけど前にすすんでたって、思い返せるはず。

 

毎日わたし何してるんだろう、

今日何したんだろう、、、

そう思って辛くなっている、育児中のママたちの気持ち、

久しぶりに思い出せる良い機会になった。

 

そして、自分も含めて、そんな思いに苦しんでいる孤独なママたちに、

大丈夫、毎日、前に進んでるよ!って言ってあげたい飛び出すハート

今日も、子供が生きてる。それだけで素晴らしい努力なんだって、言ってあげたいラブラブ

 

今日も、がんばろう。