It's NOT the Stork! | メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

メルボルン ベビーシッター&子育て奮闘記

オーストラリア メルボルンにて、2009年2月生まれの娘ローズと、2013年8月生まれの息子ディー君の子育てに励む日々。

メルボルンでベビーシッターサービスを提供しています。

もうすぐ8歳の娘は、おととしのクリスマスにiPad mini をサンタさんからもらいました(太っ腹!)
リーディングや数学の勉強にも使えるし、
パズル系のゲームもダウンロードして、楽しんでいます音譜
お友達と写真やビデオを撮ったり、音楽を聞いたりも。

親の承認なしではゲームをダウンロードできないようにしているし、
閲覧できるウエブサイトも限られているようです。
(夫が設定してくれました。)

でも、ネックなのはYou Tubeショック!
もちろん勉強に役立つ動画もたくさんあるけれど、
子供の興味をひいて閲覧数を伸ばそうとしているのが見え見えな
おもちゃレビューとか、お菓子レビューとか
くだらないものも多い。。。。あせる

基本的にYou Tubeを見るのは親と一緒に、ということにしているんだけど、

一時、娘が私たちに隠れて自分の部屋でYou Tubeを見ていることがありました。
私が部屋にいくと、パッと隠すのです。

「何を見てたの?」と聞くと、「言いたくない!」と。

気になって履歴を見ると、
なぜか、女性の出産シーン(かなりリアルなやつビックリマーク)をみていたのです。

もちろん、ポルノなどは見れないようになっていますが、
出産シーンはレーティングや制限がないようでした。

自分で検索したのか、おすすめをクリックしているうちにたどり着いたのかは分かりませんが、
私に隠すということは、後ろめたい気持ちで見ているということ。。。

どうしたものか、、、、と考えましたが、
とりあえず、二人きりで向き合って座って、ママにも見せてほしいな、と言って、
どうしてそれが見たかったのかを、ゆっくりと話すことにしました。

そして、恥ずかしがることも、隠すこともないということ、
ママには興味を持ったことを何でも話してくれていいということ、
ママはぜったい怒ったりしないから大丈夫ということを伝えました。

どうやら娘は、
4歳という物心がついた年齢で弟が生まれ、
そのときに私が3か月歩けなくなるという大変な状況になったのを見ていて、
出産というものに恐怖心を持ったようなのです。

そして自分も大きくなったら子供を産まなくてはならないと思ったときに、
どんな風にして子供が生まれるのか、どれだけ痛いのか、
気になったというのです。

7歳で、こんなことを考えるの!?と驚いたわたし。

でも、そういう興味を持つことは良いことだから、
きちんと必要なときにママが教えてあげるね、と伝えました。


そして、夫に相談。
夫もかなり驚いていましたが、
リサーチ好きな性格を生かして色々調べたようで、数日後、こんな本が家に届きました。



”It's Not the Stork!"
Storkとはコウノトリのこと。「コウノトリじゃないよ!」という本です。

赤ちゃんはコウノトリが連れてくる、とよく言われるけれど、
子供なりにも、それって違うんじゃない?と思うもの。
だから、本当のことを正しく知るための絵本です。









そしてなんと対象年齢は4歳からビックリマーク
わかりやすくしっかりと大切なことが書いてありますが、
幼稚園児にも、こんなことを教えるんだな~。。。と感心。

そして、これは良いなと思ったのが、
Okay Touches, NOT Okay Touches というセクションです。



幼児への性的虐待が絶えない現実のなか、
子供自身が、こんな風にタッチされるのは健全な愛情表現だけど、
こんな風に触られることはOKではない!と知っていることはすごく大切。

何をされているか分からずに、
愛情表現だよ、なんて嘘に丸め込まれることがないように、
正しい性教育は、小さいうちにきちんとしたほうがいいんだなあ、と感じました。



娘は、自分の疑問がきちんと解決されて納得し、
もうそこまで興味をもたなくなったようなんだけど、
今は、7歳以上向けのこちら



をたまに寝る前に読んでいます。

同じように性教育の絵本なんだけど、もう少し詳しく、細かいところまで書いてあります。
夫が「初めて知った!」という妊娠出産に関する知識も書いてあって、
子供だけじゃなくて、女性の体を良く知らない男性も必読だわ!と思う本です。






これを、まさか小学校1,2年生のわが子に与えるとは思っていなかったけれど、

ママ友と話をしていると、すでにセックスという言葉と、どういうことをするのかを知っている子は
小学校低学年でも多く、
変に騒ぎ立てたり、大人びて興味をもったりするのは、女子のほうが早いらしい。

友達から間違った知識を得る前に、
親として、正しいことを教えてあげたいと思っています。

ちなみにこの絵本シリーズ、ベストセラーみたいです。
10歳以降に読む、実践的な(?)性教育の本も、もう購入済み。
時期に合わせて与えたいと思います。

日本にも、こんな子供向けの性教育の本ってあるのかな??
日本語でも読ませてみたいなあラブラブ