HIV即日検査に行ってきた！！

「性教育のイベントを企画していて、もっと気軽に検査を受けてもらえるようにレポートを展示したいので、検査の様子を撮らせてもらってもいいですか？」

「え、ちょっと待ってください！ここにはやっとのことで検査に来て、様々な事情を抱えている方がいるんです。まず写真は絶対ダメです。
ちょっと上の者に相談してきます・・」

ざわざわ・・
保健所の方をかなり動揺させてしまった。

もちろん私が受けている様子を一緒に行った友人に撮影してもらうだけで、他の人が映り込むようなことは絶対ないようにするつもりではいたけど。
こんな軽いノリで来られても、はぁ？って感じですよね・・反省。

とりあえず撮影はNGだけど、こんな様子だったよ！と発表するのはご自由に・・というわけで、通常の検査の流れでHIV即日検査を受けてきました。

HIVとは？説明のビデオが流れている部屋で、問診票を書いて提出して待機。
しばらくすると番号を呼ばれます。

個室に入って、担当の保健師さんと雑談しつつ「何か心配なことがあれば何でも話してくださいね」と相談タイム。
話を整理するために取ったメモは、最後にシュレッダーにかけるので安心してくださいとのこと。
なんでも日本ではHIVが発覚するのが「いきなりエイズ」の人が3割程度の割合でいるのだそう。
つまり検査を受けない人が多いから、初期の段階ではなく進行して症状が出て、受診して初めて発覚するケースが3割もあるということ！！

「いきなりエイズ」が中高年で深刻化している理由

私は高校生の時にHIVと性感染症検査を受けたのが初めてだったけど、確かに検査を受けるってかなり勇気が必要だった・・
結果が出るまでは、本当に生きた心地がしなかったし。
当時はエイズは死の病のイメージが強くて、本当にこわかった。
今は薬でコントロールしながら上手に付き合えば、寿命を全うできる時代になった。
そのためには早期発見、早期治療が必要なんだよね。

保健師さんから資料やらセーラームーンのコンドームを頂いて、問診終わり。
廊下の長いすで待っていると、呼ばれて検査室へ。
注射針は使い捨てですからご安心くださいね・・など説明を受け、採血してもらう。

結果が出るまで1時間ほどあるので、その場で待っていてもいいし、外出もOK。

ちょっと用事があったので外に出て、一緒に受けた友人と
「これで陽性だったらさー私身に覚えないから、家族会議だよね・・(笑)」なんて話をした。
特定のパートナー1人だからって、100％大丈夫ってこともない。
絶対ない！！はない。
パートナーを疑え！と言いたいわけじゃなく、可能性がゼロじゃないんだったら、たまには健康診断的に受けてみようよ～と思う。
だって発見は早い方がいいじゃん。

自分に身に覚えがなくて、知らない間にパートナーからうつされてて、いきなりエイズで発覚だったら・・？
自分に身に覚えがあるなら、自業自得とも言えるけど・・
エイズ発覚と浮気発覚が同時って、かなりキツイはず。
だったらHIV初期の段階で発見出来た方が、その後の人生の選択肢も広がるのでは？

検査結果は1時間弱で出たようで、保健所に戻るとすぐそれぞれ個室に案内されて、結果が入った封筒を渡された。
その場で中を見る。
ドキドキ・・
陽性だった場合は偽陽性のこともあるので、1週間後に再検査があるそうだ。
陰性でホッとした。
保健師さんも時々受けるそうだけど、大丈夫と思っていてもやっぱり結果を見るのはドキドキすると話してくれた。

「さっきはごめんなさいね！強く言ってしまって・・」
と謝ってくださったけど、いえいえちゃんと電話でアポを取るべきだったし、こちらこそびっくりさせてしまって悪かった。。
結構遠くから検査を受けに来る人も多いとのこと。
確かに・・近くの保健所に行って知り合いに会ったらちょっと気まずい？
検査に対するこんなイメージを変えたいけど、現時点では気まずいんだよね。

せっかく受けたのに、結果を聞かずに帰ってしまう人もいるそうだ。
結果を聞くのがこわかったのかな・・

「何か協力出来ることがあれば、連絡してください！」とお名刺を頂き、パンフレットをたくさんもらって帰った。

今度は性感染症検査を受けに行ってみよう♪