昔付き合っていた人に、カミングアウトされた。
「一生治らない、生まれつきの病気なんだ」
これを聞いた私は、
「不治の病?」
「死んじゃうの?そんなのやだ!!」
と悲しくなったのだけど、
「そうじゃない。命にかかわることじゃない。」
と言う彼女。
ひとまず安心したけれど、ますます私の頭の中は???
「両性具有・・なの」
彼女は、今にも泣きそうな顔で言った。
私はあまり聞いたこともなかった言葉だったので、ちょっと考えた。
そして、
「全然気にしないよ。嫌いになったりしないよ!」
私がそう言うと、彼女はとたんに笑顔になった。
「ホントに?ホントに?」
「よかったー!!ホントによかった。もう別れることしか考えてなかったから。」
すごーーーーーーーーーく勇気がいったと思う。
嫌われちゃうかもしれない。
お別れすることになるかもしれない。
だけど、このまま隠しておくわけにはいかない。
私は、そんなことを話してくれた彼女がめちゃくちゃ愛おしくなった。
「そっかーこわかったよね。でも勇気出して話してくれてうれしかったよ!」
私は彼女のことを女性として見ていたわけだけど、体の一部が男性だからといって何の問題も感じなかった。
でもやはり彼女はマイノリティの中のマイノリティであるという自覚もあり、打ち明けるのがとてもこわかったと言う。
そうだよね・・
私がバイだと知りながらも、とてもこわかったんだ。
カミングアウトする派、しない派。
するもしないも本人が決めればいい話だし、どちらが良い悪いではないけれど・・
勇気を出して話したら、「そんなこと知りたくなかった」という反応にカミングアウトしたことを後悔したという話も、よく聞く。
もし、誰かにカミングアウトされたら?
その勇気をまず受け止めてほしいと思う。
「で?だから何?」
じゃなくて、ただただ知っておいてほしい。
きっとそれだけだから。
それが例えば愛の告白であったとしても、恋愛対象ではないのなら、そう伝えればいいだけの話。
男と女だってそうだ。
「好きです」
「ごめんなさい」
あなたは恋愛対象ではないということを伝えるのみ。
「あなたのことを人間として軽蔑してます」
人格まで否定して、相手をふるってどうなのよ?
付き合っててドロドロの状態なら、そういうケースもあるのかもしれないけれど。
差別や偏見のまなざしを持つということは、その人自身を否定していることになる。
そう受け取ってしまいがちだ。
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