本題に入る前に・・・
プリンセス関西2次選考(WEB投票)期間〆切まで、残り2日半となりました
読み手側を誰よりも意識した、過去の入魂ブログたちを読んでいただいて、票を入れてもいいかなと思ってくださったそこのあなた
清き1票を松野由香里によろしくお願いいたします
「princess kansai 2010☆松野由香里」応援ぐるっぽもよろしくお願いいたします
「princess kansai 2010☆松野由香里」応援ぐるっぽはこちらから
和食の根幹を成す、ダシ
そのダシについて、京料理の有名店の料理人さんから、いろいろ教わろうというイベント
その名も・・・
「本物のダシを味わうことは教養である」
というイベントが、京大キャンパス内にある カンフォーラというカフェにて行われました
私が所属している研究室では、油のおいしさやダシの匂いに関する研究が行われているのですが、
ダシのすばらしい点は
油に代わる、低カロリーでかつやみつきになるようなおいしさを持っている食材であるということ
西洋の「ダシ」(例えばブイヨンなど)は、作るのに2、3日かかるのに対して、日本の「ダシ」は1時間半ほどで完成するインスタント料理であること
などが挙げられます
学生に、そんな和食の命「ダシ」について教えよう、実際にダシを味わってもらおうというコンセプトで開かれたイベントでした。
ダシのおいしさは、昆布に含まれるグルタミン酸といううま味成分と、かつおに含まれるイノシン酸といううま味成分が組み合わさる(うま味の相乗効果)ことによって引き起こされるのですが、
日本人がイタリア料理を比較的好むのは、昆布に含まれるグルタミン酸といううま味成分が、トマトやチーズにも豊富に含まれているから。
京料理に最もよいとされているのは、北海道礼文島で収穫される、2年生の利尻昆布。
鰹節は水分が15%しか含まれていない、世界で最も硬い食べ物。干すことによって、鰹に含まれるタンパク質がアミノ酸に変わってうま味が増す。
などなど。
ダシに関するいろんな分野のお話を拝聴できる上に、おいしいお吸い物もいただけてしまう、二度おいしいイベントです
料理人さんが鰹節の煮汁をこしているところです。
うま味成分を吸いとられた後の鰹節
贅沢に使われた昆布
京大関係者(特に学生)の方は、来年以降 機会があれば、ぜひ参加してみてください
もちろん無料です (←ここ大事ですよね)
毎年予約でいっぱいなのですが、今年もSTAFFとして参加させていただき(参加させていただくのは、実は今年で3回目)、しっかりお吸い物までいただいて恐縮でした
そして、プリンセス関西候補者の嶋田ありさちゃん(理学部生)も参加してくれていて、びっくり
再会を喜んでいたのでした
このイベントの主催者は、
京都大学大学院 農学研究科 寄附講座である「食の未来戦略講座(味の素寄附講座)」さん
日本料理アカデミーさん
京都大学生協さん
なのですが・・・
日本料理アカデミーさんには、私の研究室の教授も参加なさっているため、時々料理人さんたちがお店を閉めた後、研究室にいらっしゃいます
料理人さんたちが実験室の機械を使うこともあるんですよ
おもしろいということで、NHKさんが取材にこられたこともあったり。
今日も1時間くらい前まで、料理を持ち寄ってディスカッションをなさっていました。熱心
日本料理アカデミーに所属してらっしゃる料理人さんたちは、料理の技術もさることながら、あらゆる分野で熱心な勉強家であられます。
私たちのフィールドである、味覚の受容機構等も知ってらっしゃいますし、料理の歴史についても詳しく知ってらっしゃいます。
今日も料理人さんが味覚の受容機構についてお話なさっていました
料理を生物学的、化学的見地からも、歴史学的見地からも見て、しかも実演までするという、プロ意識の高さに脱帽です
ある料理人さんは昔、カナダに留学なさった時に、こんなことを言われたそうです。
君は日本料理のことをよく知っている。
でも大抵の日本人は、政治も経済も歴史も、日々口にしている食べ物に関してですらも、自国のことを知らなさすぎる。
自国のことも知らないのに、一体何を勉強しに留学しにくるのか。
・・・深イイお言葉ですよね
その料理人さんは、このことをきっかけに日本人に日本の食文化を伝えようとお思いになられたそうです。
日々のお店の切り盛りに加え、日本料理アカデミーでの勉強、小学校など教育現場における食育にも携わっておられます
鰹節と昆布。材料は一緒なのに、お店によってダシのひき方が違うので、味がかなり違います
でも全部おいしいです
ダシを味わいすぎて、おなかがたぷたぷになったことと、舌をちょっと火傷したことは小声でしか言えませんが
おいしいお吸い物は、料理人さんたちの日本料理に対する熱い思いや、昆布や鰹節が出荷されるまでの工程に携わっている方々のとてつもない労力の結晶なんだなぁ
と思いながら、イベントを終えました。
来年3月に京大を出て行く私は、このイベントに参加できるのも今年で最後なのかなと思うと、ちょっと切なくなりました
将来、自分の子どもには、小さい頃から本物のダシを経験させたいです
未だ見ぬ旦那さんの条件に、「食に興味を持ってくれる人」、「ダシを馬鹿にしない人」という条件を加えることにした、松野さんでした
プリンセス関西2010 候補者
松野由香里
プリンセス関西2次選考(WEB投票)期間〆切まで、残り2日半となりました
読み手側を誰よりも意識した、過去の入魂ブログたちを読んでいただいて、票を入れてもいいかなと思ってくださったそこのあなた
清き1票を松野由香里によろしくお願いいたします
「princess kansai 2010☆松野由香里」応援ぐるっぽもよろしくお願いいたします
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和食の根幹を成す、ダシ
そのダシについて、京料理の有名店の料理人さんから、いろいろ教わろうというイベント
その名も・・・
「本物のダシを味わうことは教養である」
というイベントが、京大キャンパス内にある カンフォーラというカフェにて行われました
私が所属している研究室では、油のおいしさやダシの匂いに関する研究が行われているのですが、
ダシのすばらしい点は
油に代わる、低カロリーでかつやみつきになるようなおいしさを持っている食材であるということ
西洋の「ダシ」(例えばブイヨンなど)は、作るのに2、3日かかるのに対して、日本の「ダシ」は1時間半ほどで完成するインスタント料理であること
などが挙げられます
学生に、そんな和食の命「ダシ」について教えよう、実際にダシを味わってもらおうというコンセプトで開かれたイベントでした。
ダシのおいしさは、昆布に含まれるグルタミン酸といううま味成分と、かつおに含まれるイノシン酸といううま味成分が組み合わさる(うま味の相乗効果)ことによって引き起こされるのですが、
日本人がイタリア料理を比較的好むのは、昆布に含まれるグルタミン酸といううま味成分が、トマトやチーズにも豊富に含まれているから。
京料理に最もよいとされているのは、北海道礼文島で収穫される、2年生の利尻昆布。
鰹節は水分が15%しか含まれていない、世界で最も硬い食べ物。干すことによって、鰹に含まれるタンパク質がアミノ酸に変わってうま味が増す。
などなど。
ダシに関するいろんな分野のお話を拝聴できる上に、おいしいお吸い物もいただけてしまう、二度おいしいイベントです
料理人さんが鰹節の煮汁をこしているところです。
うま味成分を吸いとられた後の鰹節
贅沢に使われた昆布
京大関係者(特に学生)の方は、来年以降 機会があれば、ぜひ参加してみてください
もちろん無料です (←ここ大事ですよね)
毎年予約でいっぱいなのですが、今年もSTAFFとして参加させていただき(参加させていただくのは、実は今年で3回目)、しっかりお吸い物までいただいて恐縮でした
そして、プリンセス関西候補者の嶋田ありさちゃん(理学部生)も参加してくれていて、びっくり
再会を喜んでいたのでした
このイベントの主催者は、
京都大学大学院 農学研究科 寄附講座である「食の未来戦略講座(味の素寄附講座)」さん
日本料理アカデミーさん
京都大学生協さん
なのですが・・・
日本料理アカデミーさんには、私の研究室の教授も参加なさっているため、時々料理人さんたちがお店を閉めた後、研究室にいらっしゃいます
料理人さんたちが実験室の機械を使うこともあるんですよ
おもしろいということで、NHKさんが取材にこられたこともあったり。
今日も1時間くらい前まで、料理を持ち寄ってディスカッションをなさっていました。熱心
日本料理アカデミーに所属してらっしゃる料理人さんたちは、料理の技術もさることながら、あらゆる分野で熱心な勉強家であられます。
私たちのフィールドである、味覚の受容機構等も知ってらっしゃいますし、料理の歴史についても詳しく知ってらっしゃいます。
今日も料理人さんが味覚の受容機構についてお話なさっていました
料理を生物学的、化学的見地からも、歴史学的見地からも見て、しかも実演までするという、プロ意識の高さに脱帽です
ある料理人さんは昔、カナダに留学なさった時に、こんなことを言われたそうです。
君は日本料理のことをよく知っている。
でも大抵の日本人は、政治も経済も歴史も、日々口にしている食べ物に関してですらも、自国のことを知らなさすぎる。
自国のことも知らないのに、一体何を勉強しに留学しにくるのか。
・・・深イイお言葉ですよね
その料理人さんは、このことをきっかけに日本人に日本の食文化を伝えようとお思いになられたそうです。
日々のお店の切り盛りに加え、日本料理アカデミーでの勉強、小学校など教育現場における食育にも携わっておられます
鰹節と昆布。材料は一緒なのに、お店によってダシのひき方が違うので、味がかなり違います
でも全部おいしいです
ダシを味わいすぎて、おなかがたぷたぷになったことと、舌をちょっと火傷したことは小声でしか言えませんが
おいしいお吸い物は、料理人さんたちの日本料理に対する熱い思いや、昆布や鰹節が出荷されるまでの工程に携わっている方々のとてつもない労力の結晶なんだなぁ
と思いながら、イベントを終えました。
来年3月に京大を出て行く私は、このイベントに参加できるのも今年で最後なのかなと思うと、ちょっと切なくなりました
将来、自分の子どもには、小さい頃から本物のダシを経験させたいです
未だ見ぬ旦那さんの条件に、「食に興味を持ってくれる人」、「ダシを馬鹿にしない人」という条件を加えることにした、松野さんでした
プリンセス関西2010 候補者
松野由香里