さくらももこさんの、かわいい装画が描かれた「アミ 小さな宇宙人」を読みました
この本のことは、もうずいぶんと前から知っていたけれど読んだことはなく、知人が紹介しているのを見て興味を持ち読んでみました。
とても読みやすくて、大切なことがたくさん書かれている本でした。
『人生の深い意味は思考のもっと向こう側にあるんだ…
人生は現実のおとぎ話のようなものなんだ…
神がきみにささげた美しい贈り物なんだよ…
なぜなら神はきみを愛しているからね…』
『人生とは、神様が私を愛して恵んでくださった素晴らしい贈り物』
という表現が、とても美しいなと思いました
そして“人生の意味は、思考のもっと向こう側にある”という言葉に、はっとさせられます。
私は、つい頭でばかり考えてしまうから。
『知覚することだよ。
見えるもの、聞こえるものに、よろこびを感じること、
手で触れること、自覚して呼吸すること、
嗅ぐこと、味覚を味わうこと、
たったいまの現在を満喫することだよ。
きみはいま、この瞬間、幸せかい?』
先日、召天者記念礼拝の後に、父と妹家族と母のお墓参りに行きました。
今を楽しんでいる5歳の姪っこちゃんと一緒に過ごしていると、こどもの頃の感覚を、ふと思い出しました。
過去を憂うことも、未来に不安を覚えることもなく、毎日がただ楽しかった。
その日々のなかには、もちろん嫌なことも悲しいこともあったけれど、それよりも毎日遊ぶことが楽しくて、一日一日をただ生きていた。
そして毎日、たくさん妹と笑っていました。
その純粋に今を生きていた頃の感覚を、懐かしく思い出しました。
大人になっていくうちに、そんな風に生きていた頃の感覚をすっかり忘れてしまいました。
けれどその間に、こどもの頃には理解することのできなかった大切なことを知りました。
『だって、神は愛だからね。
愛を感じ、体験するひとが
神を感じ体験するひとなんだよ。』
根源の愛は、無条件の愛は一つだけれど
人によって、人生で学ぶ愛は異なるのだろうと思いました。
私が知りたい愛とは、キリスト教に通じる愛なのだろうと思うけれど
その前に、まず大切なことは、今目の前に与えられている小さな恵みを丁寧に受けとっていくことなのだろうと感じました。
それらは、神様が私を愛して恵んでくださった美しい贈り物なのだと思うと、こころがあたたかく満たされ
その素晴らしい贈り物たちが、今までも私にたくさんの幸せを与えてくれていたのだと気づくと、本当にありがたいなぁと感謝の思いに包まれました
そして、この身の回りに与えられている愛を感じることも、神様を感じることになるのかなと、うれしく思いました。