台風の影響は大丈夫でしょうか?
とても強い勢力の台風で、関東や東北に住んでおられる方々は、不安ななかを過ごされておられることと思います…。
少しでも慰めになればと思い、今日はきれいな写真を載せます。
先月末、太宰府天満宮で開かれた「古都の光」です。
太宰府天満宮や国立博物館の敷地中に灯籠を飾り、千灯明と言って3つの太鼓橋に千本のろうそくを灯します。
暗闇に灯る優しい灯りが幻想的で、池の面(おもて)に映し出される情景もまた美しい
古都の光オリジナルの提灯も販売するので、その提灯を携えて夜道をお散歩するのも風流で楽しく、毎年楽しみにしている催しです。
ろうそくを灯す提灯の灯りは思っていたよりも明るく、暗闇の中でも明々と道を照らし出します。
太宰府の象徴でもある、梅の花をかたどったキャンドルとともに。
太鼓橋を彩る千灯明。
千本のろうそくの柔らかな灯りが、橋の両端を優しく灯します。
橋の上は、お客さんでいっぱいです。
池の上に設置された特設舞台で舞う、巫女の神楽舞を見るためです。
池に映る姿がきれい
舞台の裾では雅楽の生演奏も
雅楽を聞きながら美しく装った巫女の舞を見ていると、一気に平安時代へタイムスリップしたような、不思議な気持ちになります。
まるで時の流れが止まったかのような、幽玄な世界
これが日本の美なのだろうと、世界の美意識というものに思いを馳せました。
天満宮のすぐ側にある国立博物館では、シタールというインドの楽器(右側)のライブもあり、異国情緒溢れる雰囲気も素敵でした
伸びやかな男性の歌声を聴いていると、灼熱の大地で笠をかぶり額の汗をぬぐいながら農作業をしている夫婦のような、雄大な草原を家畜とともに移動してゆく遊牧民族の暮らしのような情景を感じました。
全て即興だそうです。
感じたままに、その場で表現するというのが素晴らしいと思いました。
私は、歴史や伝統文化を感じるイベントが好きです
たくさんの世界観に触れられるから。
時間軸も距離も超えた、壮大な世界に生きていきたい
古都の光とシタール演奏、いかがだったでしょうか?
台風の被害が、最小限に収まりますように…