ネパール地震出動状況

現地より
4/30（木）現地時間　9：00よりカトマンズ市の隣、古都バクタブル市にて捜索
新たに１箇所で災害救助犬が反応。捜索の結果行方不明者１名発見　
昨日反応を示した２箇所からも行方不明者２名が発見されました　
その後、捜索箇所の確認作業を行い災害救助犬エイトとＱ（キュー）の体力を考え
現地時間18：00　捜索を終えました

エイトとＱが一生懸命瓦礫の中を走り回り捜索中

エイトもＱも隊員も乗継も入れて15時間にも及ぶフライトの後
全力で２日間捜索を行い　
体力の限界まで捜索活動に当たってくれました



ご心配頂いている救助犬の足を保護する靴.ブーツは持たせてあります


災害救助犬の　出動時には災害救助犬用のブーツを常に携行し
災害現場の状況によってハンドラーやチームでブーツを履かせるか否か
判断しています

犬は、足の裏（パッド）で多くの情報を収集していると言われていますので
その情報源を遮断してしまうと思わぬ事故を招くこともあり
ブーツの使用に関しては十分に注意をしています　
今回は　雨天によるぬかるんだ倒木や瓦礫が点在していると滑ることも
考慮しています
履かせることがストレスになったり　長時間の使用で体温を上昇させてしまうので
体力の消耗などで怪我のリスクを高める事につながるなど　そして　
爪による踏ん張りが効かなくなるなど
　
現場状況を見て危険箇所・危険物の把握　
余りにも危険物が多く存在する場合には、災害救助犬の投入自体を
制限しています　

また国連の捜索救助諮問機関に評価機関として入る災害救助犬団体でも
義務化せず、ハンドラーの判断で履くか否かを判断しています


災害で活躍してくれる救助犬の身の安全を最大限に確保しながら　
行方不明者の捜索に全力で頑張っています

ご心配ありがとうございます


皆様の温かいご支援に心から感謝すると共に
引き続きご支援をよろしくお願いいたします