ごきげんよう、てまりです
お待たせ致しました(`・ω・´)ゞ
チビアラン療養中につき、こないだうにゃうにゃ書かせて頂いた設定での創作小説UPです
通称:オフィス・ウィスタリア♪(まえがき・実るほど~)
タイトル、ちょっと意味不明ですみません
アイデア頂いたお姫様とのやり取りで出てきたので、そのまま使いました
設定は「誰かが王になった時のレオ」。
誰かは……だーれだっ
←今回だけじゃ分かりません
今回。レオをうっかり上司に持ったアリシアちゃんとのお話です。
オフィスラブ
場所は王宮ですが、スーツ着せたいくらい
まだ導入部分だけかもですが、続き描いてたら1話長くなったので、ここでUPします
着地点を緩く考えてはいるのですが、全体が長くなったらごめんなさい
副題付けてみたので、コーヒー飲み終わるくらいには終わるかもっ
どうぞ、楽しんで頂けたら嬉しいです
通称:オフィス・ウィスタリア♪ ~ 1.coffee beans
各執務室の案内を終えたジルが彼女に告げる。
「あの。何故オフィス・ウィスタリアっていうんですか?」
軽く視線を逸らしたジルは溜息に似た吐息を付く。
「それは、ご自分の上司に直接聞いて下さい」
そして目の前のドアをノックした。
「どうぞ」
中から静かな低い声がして、ジルがそっとドアを押すと、その開いていく隙間から執務机に向かう銀髪が見えた。
「レオ。今日から…」
瞬間、ジルの声は彼女の耳に届かなくなり、椅子に座ったままの彼の姿に小さく息を呑む。
眼鏡の奥の赤い瞳が彼女を捉えると、一瞬だけ見開かれた後、すぐに柔らかく細められる。
胸の奥に閉じ込めていた何かが、彼女の中で大きな音を立てた。
「…………てますか?」
彼女はハッとして隣に立つジルに視線を向けると、頭を下げながらハッキリと告げる。
「あの。申し訳ありません。もう1度お願い致します」
レオはふっと息を吐くように笑うと、ゆっくりと立ち上がる。
「相変わらずだね、アリシアちゃん」
息が詰まりそうになる感覚を抑え、アリシアはレオに向けて軽い会釈を返す。
「お知り合いですか?」
「うん。まあね」
「どうりで…」
その言葉にレオが小首を傾げると、ジルは軽く眉をひそめた。
「さっき廊下でシドにすれ違った時、意味深な笑みを向けられましたから」
「さすがシド」
口元を緩めるレオを見て、ジルが静かに言い放つ。
「配属の変更はありません。仕事は仕事ですから」
「はい、はい」
分かってると言わんばかりにレオが目を細めると、ジルはアリシアに視線を向ける。
「では、私はこれで。……くれぐれも、ご注意下さい」
ジルは礼の代わりにまつ毛を伏せると、ドアの向こうに姿を消した。
「ご注意って」
規則正しい足音が遠ざかるのを聞きながら、レオが苦笑交じりに肩を揺らす。
そして、アリシアに視線を向けるとふわりと目元を和らげた。
「久しぶり。元気だった?」
彼女は胸の奥の音に、気付かない振りをして言葉を発する。
「おかげさまで」
その一言だけを懐かしい赤い瞳に伝えると、視線を床へと落とす。
レオは軽く息を吐くと、机の上に置かれた書類を指で広げた。
「名前だけ見て、一瞬『あれ?』って思ったんだけどね。君だとは思わなかったよ」
言いながら、書類に書かれた彼女の家名を指ですっとなぞる。
「結婚したの?」
その言葉に、アリシアはゆっくりと顔を上げると、レオを見据えた。
「親が亡くなって、遠縁の養子として籍を貰ったの。……官吏になるのに、後ろ盾が必要だったから」
「そっか」
彼女の真っ直ぐな声音に、レオが手元の書類へと視線を落とす。
「よくある話よ」
「そうだね」
レオは口元に静かな笑みを湛えると、彼女に赤い瞳を向け直す。
「ちょうど今。休憩しようと思ってたんだけど」
服の裾を翻して棚に歩み寄ると、陶器の容器を覗き込む。
「紅茶切らしてんだよね。コーヒーでいい?」
「コーヒー?」
「お取り寄せ♪ 輸入の船便に、一緒に乗せてもらっちゃった」
棚から褐色のガラス瓶を手に取りながら、レオは悪戯に目を細める。
その姿を見つめながら、アリシアはふっと笑みを零した。
「……レオも、元気だった?」
「まぁね」
レオが空になっているポットの蓋を開けながら答える。
「私、お湯取ってくるね」
「あ。アリシアちゃん」
ポットを手にドアへと向かうアリシアは、レオの声に振り返る。
「ここは職場。俺は上司で、君は部下。はい、もう1度」
彼女は一瞬の間を置いて、静かに口を開く。
「……お湯を、持って参りますね。レオ様」
「いいね。それ」
吹き出すように笑い始めたレオは掛けていたメガネを外すと胸に差す。
その何気ない仕草に、アリシアの鼓動が跳ねる。
「失礼、致します」
そして、どこか動揺を隠せないまま扉の向こうへと姿を隠した。
ようやく憧れの官吏になれたというのに、この状況に戸惑いを隠せない。
覚えていたあの赤い瞳に胸がざわめく。
あの笑い方も、仕草も、何も変わっていなかった。
それほど近付いていないはずなのに、彼の匂いも覚えている。
込み上げてくる色々な思いに、彼女はギュッと目を閉じた。
足早な歩みを一度止め、スゥっと息を吸い込んで長く吐く。
窓の外の木々を瞳に映し、少し遠い秋の空を見つめる。
そして、ゆっくりとまつ毛を伏せると、廊下の先へと視線を戻す。
「大丈夫。もう…」
アリシアは少し掠れた声で呟くと、唇に笑みを宿して、静かな一歩を踏み出した。
1話め、終了です
「上司レオ君」
アリシアちゃん、書いてみたら何かすっごい好きかもっ
モカちゃんとはまた違った魅力のある子です
若かりし日にうっかり双子と関係してるから、色々と思うとこあるみたいだけど
そういえば最近。「○○の次にレオが好き♡」って言って下さるお姫様にお目に掛かる機会が多く、2番目ポジションで発揮してるレオの魅力ってなんだろって思います。
てまりには1番ですがっ
←分かっててもゆっちゃう
いいヤツだよね、レオ君……。
でも、彼にはしたくないとかって言われるけどw うん。分かるかもw
アリシアちゃんにとっても、最初は2番目の男だったはず。
でも。皆さま、お気を付けて下さいね。
レオはいつの間にか距離詰めて来ますからっ
【追記】
2話目がご用意できました(`・ω・´)ゞ
こちらからどうぞ
通称:オフィス・ウィスタリア♪~2.coffee mill
読んで下さって、ありがとうございます
コメントはお気軽に頂けたら嬉しいです


お待たせ致しました(`・ω・´)ゞ

チビアラン療養中につき、こないだうにゃうにゃ書かせて頂いた設定での創作小説UPです

通称:オフィス・ウィスタリア♪(まえがき・実るほど~)タイトル、ちょっと意味不明ですみません

アイデア頂いたお姫様とのやり取りで出てきたので、そのまま使いました

設定は「誰かが王になった時のレオ」。
誰かは……だーれだっ
←今回だけじゃ分かりません
今回。レオをうっかり上司に持ったアリシアちゃんとのお話です。
オフィスラブ
場所は王宮ですが、スーツ着せたいくらい
まだ導入部分だけかもですが、続き描いてたら1話長くなったので、ここでUPします

着地点を緩く考えてはいるのですが、全体が長くなったらごめんなさい

副題付けてみたので、コーヒー飲み終わるくらいには終わるかもっ

どうぞ、楽しんで頂けたら嬉しいです

通称:オフィス・ウィスタリア♪ ~ 1.coffee beans
「……以上が、この王宮内。通称:オフィス・ウィスタリアのしきたりとなります。何かご質問は?」
「あの。何故オフィス・ウィスタリアっていうんですか?」
軽く視線を逸らしたジルは溜息に似た吐息を付く。
「それは、ご自分の上司に直接聞いて下さい」
そして目の前のドアをノックした。
「どうぞ」
中から静かな低い声がして、ジルがそっとドアを押すと、その開いていく隙間から執務机に向かう銀髪が見えた。
「レオ。今日から…」
瞬間、ジルの声は彼女の耳に届かなくなり、椅子に座ったままの彼の姿に小さく息を呑む。
眼鏡の奥の赤い瞳が彼女を捉えると、一瞬だけ見開かれた後、すぐに柔らかく細められる。
胸の奥に閉じ込めていた何かが、彼女の中で大きな音を立てた。
「…………てますか?」
彼女はハッとして隣に立つジルに視線を向けると、頭を下げながらハッキリと告げる。
「あの。申し訳ありません。もう1度お願い致します」
レオはふっと息を吐くように笑うと、ゆっくりと立ち上がる。
「相変わらずだね、アリシアちゃん」
息が詰まりそうになる感覚を抑え、アリシアはレオに向けて軽い会釈を返す。
「お知り合いですか?」
「うん。まあね」
「どうりで…」
その言葉にレオが小首を傾げると、ジルは軽く眉をひそめた。
「さっき廊下でシドにすれ違った時、意味深な笑みを向けられましたから」
「さすがシド」
口元を緩めるレオを見て、ジルが静かに言い放つ。
「配属の変更はありません。仕事は仕事ですから」
「はい、はい」
分かってると言わんばかりにレオが目を細めると、ジルはアリシアに視線を向ける。
「では、私はこれで。……くれぐれも、ご注意下さい」
ジルは礼の代わりにまつ毛を伏せると、ドアの向こうに姿を消した。
「ご注意って」
規則正しい足音が遠ざかるのを聞きながら、レオが苦笑交じりに肩を揺らす。
そして、アリシアに視線を向けるとふわりと目元を和らげた。
「久しぶり。元気だった?」
彼女は胸の奥の音に、気付かない振りをして言葉を発する。
「おかげさまで」
その一言だけを懐かしい赤い瞳に伝えると、視線を床へと落とす。
レオは軽く息を吐くと、机の上に置かれた書類を指で広げた。
「名前だけ見て、一瞬『あれ?』って思ったんだけどね。君だとは思わなかったよ」
言いながら、書類に書かれた彼女の家名を指ですっとなぞる。
「結婚したの?」
その言葉に、アリシアはゆっくりと顔を上げると、レオを見据えた。
「親が亡くなって、遠縁の養子として籍を貰ったの。……官吏になるのに、後ろ盾が必要だったから」
「そっか」
彼女の真っ直ぐな声音に、レオが手元の書類へと視線を落とす。
「よくある話よ」
「そうだね」
レオは口元に静かな笑みを湛えると、彼女に赤い瞳を向け直す。
「ちょうど今。休憩しようと思ってたんだけど」
服の裾を翻して棚に歩み寄ると、陶器の容器を覗き込む。
「紅茶切らしてんだよね。コーヒーでいい?」
「コーヒー?」
「お取り寄せ♪ 輸入の船便に、一緒に乗せてもらっちゃった」
棚から褐色のガラス瓶を手に取りながら、レオは悪戯に目を細める。
その姿を見つめながら、アリシアはふっと笑みを零した。
「……レオも、元気だった?」
「まぁね」
レオが空になっているポットの蓋を開けながら答える。
「私、お湯取ってくるね」
「あ。アリシアちゃん」
ポットを手にドアへと向かうアリシアは、レオの声に振り返る。
「ここは職場。俺は上司で、君は部下。はい、もう1度」
彼女は一瞬の間を置いて、静かに口を開く。
「……お湯を、持って参りますね。レオ様」
「いいね。それ」
吹き出すように笑い始めたレオは掛けていたメガネを外すと胸に差す。
その何気ない仕草に、アリシアの鼓動が跳ねる。
「失礼、致します」
そして、どこか動揺を隠せないまま扉の向こうへと姿を隠した。
ようやく憧れの官吏になれたというのに、この状況に戸惑いを隠せない。
覚えていたあの赤い瞳に胸がざわめく。
あの笑い方も、仕草も、何も変わっていなかった。
それほど近付いていないはずなのに、彼の匂いも覚えている。
込み上げてくる色々な思いに、彼女はギュッと目を閉じた。
足早な歩みを一度止め、スゥっと息を吸い込んで長く吐く。
窓の外の木々を瞳に映し、少し遠い秋の空を見つめる。
そして、ゆっくりとまつ毛を伏せると、廊下の先へと視線を戻す。
「大丈夫。もう…」
アリシアは少し掠れた声で呟くと、唇に笑みを宿して、静かな一歩を踏み出した。
to be next.
◇
1話め、終了です

「上司レオ君」

アリシアちゃん、書いてみたら何かすっごい好きかもっ

モカちゃんとはまた違った魅力のある子です

若かりし日にうっかり双子と関係してるから、色々と思うとこあるみたいだけど

そういえば最近。「○○の次にレオが好き♡」って言って下さるお姫様にお目に掛かる機会が多く、2番目ポジションで発揮してるレオの魅力ってなんだろって思います。
てまりには1番ですがっ
←分かっててもゆっちゃう
いいヤツだよね、レオ君……。
でも、彼にはしたくないとかって言われるけどw うん。分かるかもw
アリシアちゃんにとっても、最初は2番目の男だったはず。
でも。皆さま、お気を付けて下さいね。
レオはいつの間にか距離詰めて来ますからっ

【追記】
2話目がご用意できました(`・ω・´)ゞ

こちらからどうぞ
通称:オフィス・ウィスタリア♪~2.coffee mill読んで下さって、ありがとうございます

コメントはお気軽に頂けたら嬉しいです

