重積てんかん発作の恐ろしさ
チェルシーがお空に引越して、2週間お引越しの原因となったのは、長年患っていた膀胱移行上皮癌ではなく、てんかん発作でした。3月末に初めての全般発作を起こし、その後、エピレスという発作止めの薬で2か月は何事もなく、普段どおりに過ごすことができていました。心配ごとと言えば、主に咳き込みで、お薬でてんかん発作はコントロールできているものとばかり思っていました。腎臓の数値が徐々に悪化はしていましたが、東大の先生も悲観的ではありませんでしたので、夏のお出かけの計画を立て、まだまだ一緒に過ごせるとばかり思っていました6月に暦が変わり、南の海上に大きな台風が発生し、早朝にバタンと大きな音とともに倒れたあの朝から、チェルシーの体調は一転しました倒れる前の夜、熟睡できていなかったようで、夜通し、何度もトイレに行っていたのが、今思えば発作の前兆でした。この発作は、前回ほど激しいものではなく、いわゆるてんかんの部分発作でしたが、ここから台風が接近するにつれ部分発作、全般発作が次々襲い、いわゆる重積状態に陥ってしまいます。それでも、台風当日の水曜日、意識がしっかりする時間もあり、お水を飲んだり、チュールを少し舐めたりもできていました。発作が続いた場合、入院して呼吸管理下での静脈麻酔で脳を休ませる治療の打診が先生方からありましたが、私の判断でお断りしました。今年に入り、チェルシーの身体がいっぱいいっぱいであるのをひしひしと感じていたのが理由です。ソフトランディングで見送りたいとずっと考えていましたこの状況での積極的な治療は、チェルシーの苦しい時間を徒に長引かせるだけではないかと感じました。この治療を断ったのが正しかったのか否かはわかりません。旅立つことになってしまった木曜日の午前中の数時間、発作止めのダイアップも効かなくなったチェルシーは、脳が暴走してしまい、見るに忍びないほど苦しみました。意識はないので、苦しくなかったはずと先生方はおっしゃってくださいましたが、ただ見守るしかできず、無力感でいっぱいでした。チェルシーのてんかん発作の原因は、今となってはわかりません。移行上皮癌は脳に転移した例はないと東大の先生はおっしゃいましたが、転移があったのか、新たに脳に腫瘍ができていたのか、脳梗塞や脳出血があったのか…てんかん発作がこれほど恐ろしいものだと初めて知りました最期の一瞬まで諦めず、生きようとしてくれたこと、たっぷりとお別れタイムを作ってくれたこと、「腕の中から旅立ってよ」の約束をちゃんと守ってくれたこと、飼い主に忠実なザ・ヨーキーな犬娘だったチェルシーチェルシーと過ごした7年間は、夢のような幸せな時間でしたちっちゃ(チェルシー)を連れて来てくださった保護団体の方がお帰りになった後、初めて自撮りしたチェルシーとお母さんここから始まった尊い日々…できることなら、あの日に帰りたい…